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BtoB ECサイトの構築|卸売・法人取引の機能・費用・導入手順

  • ECサイト

最終更新日:2026年10月10日

BtoB ECサイトの構築|卸売・法人取引の機能・費用・導入手順

この記事の監修者

齊藤 真也

株式会社ファーストネットジャパン 代表取締役

1998 年創業時からアプリ開発・Web マーケティング・フルリモート SES・ホームページ制作・翻訳・グラフィックデザインなど幅広い IT/クリエイティブ領域を手がけ、4,000 件超のプロジェクトを統括。セキュリティ対策・SEO・システム開発から中小企業のWeb戦略支援まで、技術とデザインの両面でクライアントの課題解決を27年以上にわたり支援してきた。
大阪本社・東京オフィスの2拠点体制で、全国の企業のデジタル化をサポート。
高松市出身。座右の銘は「圧倒的努力」。

BtoB ECの構築では、取引先別価格・掛け払い・承認・受注連携を先に整理することが重要です。定番の法人注文をWeb化し、注文から出荷・請求まで使える要件を決めてから構築方式を選びましょう。この記事では、機能・費用・導入手順を、発注に使える要件表と試験例で解説します。

ECサイト制作・ネットショップ構築
をご検討されていますか?

ファーストネットジャパンでは、1998年の創業から培ってきた知見・経験をもとに、Shopify・EC-CUBE・独自開発まで、事業内容や必要な機能に合わせたECサイト制作を支援します。構築から公開後の集客・運用改善まで、まずはお気軽にご相談ください。

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法人向けECは、受注の入口より先に取引ルールを整理する

BtoB ECは、企業間の注文をWeb上で受け付ける仕組みです。電話・FAX・メールで繰り返し届く注文をまとめられますが、一般消費者向けのカートを設置するだけでは、取引先ごとの価格や請求条件まで扱えません。まず「誰が、どの価格で、何を、どの条件で注文できるか」を決めます。

ファーストネットジャパンのECサイト制作は150万円〜が目安です。法人向けの独自機能、既存システムとの連携、移行、運用設計などの要件・規模により変動します。取引先別価格や承認が多い案件では、基本の構築費だけで予算を決めず、追加範囲を分けて見積もる必要があります。

判断項目 Web化しやすい取引 先に整理したい取引
商品・単価 型番と価格が決まり、同じ注文を繰り返す 仕様や加工条件で毎回価格が変わる
在庫・納期 確認先と更新時刻を決められる 担当者の個別判断が必要
受注条件 注文単位・送料・支払条件を標準化できる 取引先ごとに例外が多く、記録がない

すべてを自動化する必要はありません。定番品はカート注文、仕様品は見積依頼という入口の分け方もあります。まず既存取引先の一部と定番商品から試し、例外対応を残したまま段階的に広げると、導入時の混乱を抑えやすくなります。

一般ECとの違いは、会社・価格・支払・承認の4点

項目 一般的な小売EC BtoB ECで確認すること
購入者 個人単位の会員 会社、拠点、注文担当者のひも付け
価格 公開価格や共通割引 取引先別単価、数量価格、表示権限
支払 注文ごとの決済 掛け払い、締め日、請求先、利用条件
注文 購入者が確定 見積、社内承認、発注番号、注文変更

掛け払いを導入しても、与信管理や未入金対応が不要になるわけではありません。どの取引先へ許可するか、請求・消込を誰が担当するか、利用を止める場合にどの画面へ反映するかを、営業・経理・業務担当と決めます。

発注前に、機能名を実際の業務条件へ落とし込む

「取引先別価格が必要」だけでは実装範囲が決まりません。次のように、対象・判断・例外を一緒に記録すると、制作側と認識を合わせやすくなります。

要件 確認事項 受入れ時の確認例
会社・担当者 登録を承認する担当、複数拠点、退職者の停止 別会社の価格や注文履歴が見えない
価格・注文単位 単価の管理元、最低数量、ケースと個数の換算 対象取引先・数量で正しい金額になる
見積・承認 見積の有効期間、確定権限、変更後の再承認 未承認の注文が出荷へ進まない
支払・配送 締め日、請求先、分納、送料、配送先の追加 請求先と届け先を分けても処理できる

注意したいのは、営業担当だけが把握している特別価格や配送条件です。口頭の例外を未整理のまま構築すると、公開後に管理画面で処理できない注文が残ります。まず頻度と売上への影響を調べ、「初期対応」「手動対応」「後から追加」に分けましょう。

取引条件を仕様にする記入例:特別価格と注文の変更

次は説明用の例で、実際の導入事例ではありません。商品Aを「1ケース12個」で販売し、承認済み取引先だけに専用価格を表示する場合、単価だけでなく数量と権限を一緒に決めます。

業務条件 仕様に記す内容 試験する結果
価格は取引先限定 価格の管理元、適用日、閲覧できる会社・担当者 未承認会員や別会社で専用価格が見えない
ケース単位の注文 ケース数を入力し、在庫は個数へ換算する 2ケースの注文で24個を引き当てる
承認後に数量変更 再承認が必要な変更と出荷停止の条件 金額変更後、承認前に出荷へ進まない

営業・経理・倉庫の各担当が、この表で自分の確認項目に合意してから構築へ進みます。連携先からの回答待ちや例外条件は、未確定欄に残して初期公開の対象から分けましょう。

在庫・受注・請求の連携は、正しいデータを持つ側を決める

基幹システム、販売管理、倉庫管理などとつなぐ場合は、商品コード、取引先コード、在庫、価格、注文状態を誰が管理するかを決めます。同じ項目を両方から変更できると、どちらが最新か分からなくなるためです。

  1. 管理元を決める:商品・価格・在庫・受注ごとに正本を指定する。
  2. 連携方式を確認する:APIやCSVの対応項目、更新頻度、利用制限を調べる。
  3. 失敗時の扱いを決める:通知先、再送の担当、重複注文を防ぐ照合方法を用意する。
  4. 業務の締めを確認する:出荷、請求、キャンセルまで実際の順序で試す。

「注文受付済み」と「基幹システム登録済み」は別の状態です。連携失敗を担当者が検知できるようにし、受付済み注文を再送しても二重受注にならない設計を確認します。在庫を一定間隔で同期する方式なら、売り越し時の連絡・引当ルールも必要です。

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ファーストネットジャパンでは、1998年の創業から培ってきた知見・経験をもとに、Shopify・EC-CUBE・独自開発まで、事業内容や必要な機能に合わせたECサイト制作を支援します。構築から公開後の集客・運用改善まで、まずはお気軽にご相談ください。

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構築方式は、製品名より業務要件と運用体制で選ぶ

Shopify、EC-CUBE、独自開発などの候補は、必要機能と運用体制を照らして検討します。パッケージで対応できる範囲と、アプリ・追加開発・外部連携が必要な範囲を分け、公開後に誰が変更できるかまで確認しましょう。

ShopifyのB2B機能は契約プランによって範囲が異なります。2026年10月9日の公式情報では、Basic・Grow・Advancedでも利用できる機能がある一方、会社・拠点への直接のカタログ割当はPlusの機能です。「BtoBだから特定プランが必須」「どのプランでも取引先別の条件をすべて実装できる」と一律には判断できません。契約前に必要条件を照合してください。Shopify公式のプラン別B2B機能

初期費用と継続費用を分け、小さく導入して検証する

費用区分 含めて確認する範囲
初期構築 要件整理、画面・権限設計、商品登録、取引設定、テスト
追加範囲 既存データ移行、独自承認、販売管理連携、特別な帳票
継続利用 プラットフォーム、アプリ、決済、サーバーなどの利用費
保守・改善 監視、更新、問い合わせ、連携障害対応、機能改善

制作150万円〜はFNJへの構築相談の目安であり、すべての業務連携を含む定額ではありません。移行件数、価格体系、承認段階、連携先の仕様によって変わります。月額利用料と構築費、保守費は別々に見積書へ記載してもらいましょう。

導入は、現行業務の整理→要件確定→試験用の構築→社内テスト→限定取引先での試行→対象拡大の順で進めます。期間は機能と連携先の調整で変わるため、連携仕様の確認日、取引先への案内日、受入れ完了日を置いた工程表で決めます。受入れ条件が未確定の段階で公開日だけを約束しないことが大切です。

限定導入の終了条件を、担当者と取引先で共有する

試行の期間だけを決めるのではなく、対象取引先がログインし、正しい単価で注文し、出荷・請求まで完了できたかを確認します。電話・FAXとの併用期間は、注文の受付先を記録し、同じ依頼をWebと電話で二重登録しない照合方法を用意してください。

確認表には試験番号、取引条件、担当、期待結果、実際の結果、修正、再試験日を記します。誤った価格表示・二重受注・出荷できない注文が残る場合は対象拡大を待ち、案内方法や業務処理を先に直します。

公開後は、注文数だけでなく手作業と例外の残り方を見る

利用する取引先の割合、注文修正の件数、手入力の時間、連携エラー、問い合わせ理由を記録します。Web注文が増えても、経理や出荷側の二重入力が残るなら、連携や入力項目の見直しが必要です。追加機能は利用状況を見て優先順位を決めます。

相談時は、商品数、取引先数、月間の注文状況、取引先別価格の有無、請求・配送条件、現在使っているシステムを共有してください。完成した仕様書がなくても、注文から請求までの流れを示せれば整理を始められます。FNJのECサイト制作サービスでは、事業内容と必要機能に合わせた構築をご相談いただけます。

ファーストネットジャパンは1998年創業・大阪市中央区のWeb制作会社です。4,000件超の制作実績をもとに、企画・設計・制作から公開後の運用改善までサポートします。要件が固まっていない段階でも、現状と課題からご相談いただけます。

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よくある質問

Q. BtoB ECと一般的なネットショップは何が違いますか?

BtoB ECは会社や拠点を単位に、取引先別価格、掛け払い、請求先、見積・承認などを扱います。一般ECのカート機能だけでなく、営業・経理・出荷の業務条件を整理する必要があります。

Q. BtoB ECサイトの構築費用はいくらですか?

FNJのECサイト制作は150万円〜が目安です。取引先別価格、独自承認、データ移行、基幹連携などの要件・規模によって変動するため、構築・追加範囲・継続利用・保守を分けて見積もります。

Q. すべての取引先を一度にWeb注文へ移す必要がありますか?

必ずしも必要ありません。定番商品と一部の取引先から試し、既存の電話・FAX注文との重複を防ぐ手順を決めてから対象を広げる方法があります。

Q. 取引先ごとの価格や掛け払いに対応できますか?

構築方式と必要条件によります。価格の管理元、適用条件、閲覧権限、請求・与信の担当を整理し、標準機能と追加開発の範囲を確認してください。

Q. 在庫や販売管理システムとの連携で何を確認しますか?

商品・取引先コード、価格・在庫の管理元、連携方式と頻度、失敗時の通知・再処理、重複受注を防ぐ照合方法を確認します。受付から出荷・請求まで試験することが重要です。

Q. 構築を相談する前に何を用意すればよいですか?

商品数、取引先数、注文の流れ、取引先別価格、請求・配送条件、利用中のシステムをまとめます。仕様書が完成していなくても、実際の取引条件を共有すれば整理を始められます。

まとめ

BtoB ECは、既存の取引ルールを業務として再現できて初めて活用できます。会社・価格・請求・承認を整理し、連携の管理元と失敗時の処理を決め、限定取引先で出荷・請求まで検証してから広げましょう。FNJのEC制作150万円〜は要件・規模により変動する目安です。現在の注文業務から必要な機能と運用を一緒に整理できます。

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齊藤 真也

株式会社ファーストネットジャパン 代表取締役

1998 年創業時からアプリ開発・Web マーケティング・フルリモート SES・ホームページ制作・翻訳・グラフィックデザインなど幅広い IT/クリエイティブ領域を手がけ、4,000 件超のプロジェクトを統括。セキュリティ対策・SEO・システム開発から中小企業のWeb戦略支援まで、技術とデザインの両面でクライアントの課題解決を27年以上にわたり支援してきた。
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