ネットショップ開業の手順と費用相場|構築方法・Shopify・EC-CUBEの選び方【2026年版】
- ECサイト
最終更新日:2026年09月16日

「ネットショップを開業したいが、何から始めればよいかわからない」「開業にはいくら必要なのか」「ShopifyやEC-CUBEなど、どの方法で構築すればよいのか」と悩んでいる方は少なくありません。
結論から言えば、ネットショップは無料または低コストのサービスを使えば小さく開業できます。一方、企業がオリジナルデザイン、商品管理、決済、外部システム連携などを含む本格的なECサイトを制作会社へ依頼する場合は、150万円〜が一つの目安です。
ネットショップ開業で重要なのは、サイトを作ることだけではありません。「何を誰に売るのか」「どの構築方法を選ぶのか」「決済・配送をどうするのか」「公開後にどう集客するのか」まで一連の事業として設計する必要があります。
本記事では、1998年創業・4,000件超の制作実績を持つファーストネットジャパンが、ネットショップ開業の費用相場、必要な準備、開業までの手順、Shopify・EC-CUBEなどの構築方法、開業後の集客まで実務的に解説します。
ネットショップ開業にかかる費用相場
ネットショップの開業費用は、どの方法でサイトを構築するかによって大きく変わります。
| 開業・構築方法 | 初期費用の目安 | 向いているケース |
| 無料・低価格ASPを自社で設定 | 0円〜数十万円程度 | 個人・副業・小規模なテスト販売 |
| Shopifyなどを自社で構築 | 数万円〜 | 社内にEC・Web担当者がいる |
| Shopifyを制作会社へ依頼 | 150万円〜 | 企業EC・ブランドEC・越境EC |
| EC-CUBEを制作会社へ依頼 | 150万円〜 | 独自機能・業務システム連携が必要 |
| フルスクラッチ | 数百万円〜 | 独自要件が多い大規模EC |
「ネットショップは0円で開業できる」といわれることがありますが、これは主にECサイトそのものの初期費用を指します。実際に事業として開業する場合は、商品の仕入れや製造、撮影、梱包、配送、決済、広告なども必要になります。
開業時に考えておきたい主な費用
| 費用項目 | 主な内容 |
| ECサイト構築費 | デザイン、システム構築、商品登録、決済設定など |
| 商品関連費 | 仕入れ、製造、在庫確保など |
| 撮影・コンテンツ費 | 商品写真、動画、説明文、バナーなど |
| システム利用料 | Shopifyなどの月額利用料、アプリ利用料 |
| 決済関連費 | クレジットカード等の決済手数料 |
| 物流費 | 梱包資材、送料、倉庫、物流代行など |
| 集客費 | SEO、Web広告、SNS、コンテンツ制作など |
| 保守・運用費 | 障害対応、更新、セキュリティ、追加改修など |
特に企業がネットショップを開業する場合は、初期費用だけでなく、公開後1〜3年間の運用コストまで考えて予算を決めることが重要です。
ネットショップ開業までの7ステップ
ネットショップの開業は、次の7ステップで進めると整理しやすくなります。
STEP1:販売する商品とターゲットを決める
まず、「何を」「誰に」「なぜ自社から買ってもらうのか」を明確にします。
- 販売する商品・サービス
- 想定顧客
- 競合商品との違い
- 販売価格
- 想定客単価
- 目標売上
- リピート購入の有無
ここが曖昧なままサイト制作から始めると、必要な機能やデザイン、集客方法も決まりません。
STEP2:開業予算と収支計画を決める
ECサイト構築費だけでなく、仕入れ、物流、決済手数料、広告、保守費用まで含めて予算を設定します。
売上だけではなく、原価、送料、決済手数料、広告費などを差し引いて利益が残るか確認しておくことが重要です。
STEP3:ネットショップの構築方法を選ぶ
事業規模や必要な機能に応じて、Shopify、BASE、STORES、EC-CUBE、モール型、独自開発などから選びます。
「初期費用が安いから」という理由だけで決めるのではなく、商品数、運用体制、将来の事業規模まで考えて選定します。
STEP4:サイトを設計・構築する
トップページ、カテゴリ、商品詳細、カート、購入画面、FAQ、利用案内などを設計します。
ネットショップでは見た目の良さだけでなく、「商品を探しやすい」「違いがわかる」「迷わず購入できる」という設計が重要です。
STEP5:商品・決済・配送を準備する
商品画像、商品名、価格、SKU、説明文、在庫などを登録し、決済方法と配送条件を設定します。
商品点数が多い場合は、CSVなどによる一括登録や在庫システムとの連携も検討します。
STEP6:必要な表示・手続きを確認する
ネットショップは通信販売に該当するため、特定商取引法に基づく表示など、必要な事項を公開前に確認します。
また、販売する商品によっては許認可が必要になる場合があります。酒類、中古品、食品、医薬品などを扱う場合は、事前に関係機関へ確認してください。
STEP7:テスト後に開業・集客を開始する
公開前には実際に購入テストを行います。
- 商品検索
- カート投入
- 会員登録
- 住所入力
- 決済
- 送料計算
- 注文メール
- 在庫反映
- スマートフォン表示
問題がなければ公開し、SEO、Web広告、SNSなどを使って集客を開始します。
ネットショップの開業方法は4種類
ネットショップの開業方法は、大きく4種類あります。

| 方法 | 代表例 | 費用 | 自由度 | 向いているケース |
| ASP・SaaS型 | Shopify、BASE、STORESなど | 低〜中 | 中〜高 | 小規模〜企業EC |
| オープンソース型 | EC-CUBE、WooCommerceなど | 中〜高 | 高い | 独自機能が必要な企業 |
| モール型 | Amazon、楽天市場など | 低〜中 | 低い | 早く販売を開始したい |
| 独自開発 | フルスクラッチ | 高い | 非常に高い | 複雑な独自業務がある企業 |
ASP・SaaS型
Shopify、BASE、STORESなど、クラウド上のECシステムを利用する方法です。
サーバーを自社で管理する必要がなく、比較的短期間で開業できます。小規模なネットショップから企業向けECまで幅広く利用されています。
オープンソース型
EC-CUBEやWooCommerceなどを利用して自社サーバー上にネットショップを構築する方法です。
カスタマイズの自由度が高く、独自の会員機能、価格設定、受注処理、基幹システム連携などが必要な企業に向いています。
モール型
Amazonや楽天市場など、既存のECモールへ出店する方法です。
既存の集客力を活用できる一方、販売手数料やモール内での競争、デザイン・顧客体験の制約があります。
独自開発
既存のサービスでは実現できない業務要件がある場合は、フルスクラッチで開発する方法があります。
自由度は高い反面、開発費用と保守コストも大きくなるため、本当に独自開発が必要かを事前に検討します。
ShopifyとEC-CUBEはどちらがネットショップ開業に向いているか
企業が自社ネットショップを開業する場合、ShopifyとEC-CUBEは有力な選択肢です。
| 比較項目 | Shopify | EC-CUBE |
| 方式 | クラウド型 | オープンソース型 |
| サーバー管理 | 原則不要 | 必要 |
| 開業までのスピード | 比較的早い | 要件により長くなる |
| カスタマイズ性 | 高い | 非常に高い |
| 保守負担 | 比較的低い | 比較的高い |
| 海外販売 | 対応しやすい | 個別設計が中心 |
| 独自業務への対応 | アプリ・API連携中心 | 独自開発しやすい |
Shopifyが向いているケース
- 短期間でネットショップを開業したい
- サーバー管理の負担を減らしたい
- ブランドECを構築したい
- 海外販売も検討している
- アプリやAPIを使って段階的に拡張したい
EC-CUBEが向いているケース
- 独自の販売ルールがある
- BtoB ECを構築したい
- 顧客ごとに価格や掛率を変更したい
- 在庫・販売管理システムと深く連携したい
- 既存ASPでは実現できない機能が必要
重要なのは、最初からShopifyやEC-CUBEありきで考えるのではなく、事業要件を整理した結果としてシステムを選ぶことです。
ネットショップ開業前に必要な準備
商品・ターゲット・価格を明確にする
ネットショップの成否を左右するのは、システムより先に事業設計です。
「誰に何を売り、競合とどう違い、いくらで販売するのか」を明確にします。
在庫・受注・発送の運用体制を決める
注文が入った後の業務も設計しておきます。
- 誰が注文を確認するか
- どこで在庫を管理するか
- 誰が梱包・発送するか
- 返品や交換をどう処理するか
- 問い合わせを誰が担当するか
ECサイトだけ完成しても、社内の受注・発送体制が整っていなければスムーズに運営できません。
決済方法を決める
クレジットカードを中心に、商材や顧客層に応じて銀行振込、コンビニ決済、各種オンライン決済などを検討します。
決済方法が多ければよいわけではなく、自社顧客が利用する可能性と決済手数料のバランスを考えることが重要です。
配送方法・送料を決める
配送会社、送料、送料無料条件、配送日数、返品条件なども事前に決めます。
購入直前に送料が想定より高いことがわかると離脱につながるため、料金表示と購入画面のわかりやすさも重要です。
ネットショップ開業時に確認したい手続き・法律
特定商取引法に基づく表示
ネットショップによる通信販売では、販売価格、送料、支払方法・支払時期、商品の引渡時期、返品条件、事業者名、住所、電話番号などの所定事項を表示する必要があります。
また、インターネット通販の最終確認画面では、注文内容や価格など必要な情報を利用者が確認できるように設計する必要があります。
取り扱う商品によって必要な許認可を確認する
販売商品によっては許認可が必要です。
- 中古品
- 酒類
- 食品
- 医薬品等
必要な許認可や表示は商品によって異なるため、販売開始前に所管官庁や専門家へ確認してください。
個人事業で開業する場合の届出
個人で新たにネットショップ事業を開始する場合は、税務上の届出についても確認しておきましょう。
2026年1月1日以後に個人事業を開始した場合、「個人事業の開業・廃業等届出書」は、その事業を開始した年分の所得税の確定申告期限までが提出期限となっています。
青色申告など別の届出には異なる期限が設定されているため、最新情報は国税庁または税理士等へ確認してください。
ネットショップ開業後に必要な集客と改善
ネットショップは、開業しただけでは売上につながりません。
自社ECの場合は、モールのように最初から多くの利用者が訪れるわけではないため、開業と同時に集客施策を実施する必要があります。
SEO対策
商品ページやカテゴリページを検索エンジンから見つけてもらえるように設計します。
商品名だけではなく、「悩み」「用途」「選び方」などの検索意図に対応したコンテンツを用意すると、検索流入を増やしやすくなります。
Web広告
開業直後にアクセスを集めたい場合は、検索広告やショッピング広告、SNS広告などを活用します。
広告費だけを見るのではなく、1件の購入にいくらかかったか、顧客がその後何回購入しているかまで分析します。
SNS・メールマーケティング
InstagramなどのSNSは商品写真や利用シーンと相性がよく、認知拡大に利用できます。
購入後の顧客にはメール配信などを活用し、再購入につなげることも重要です。
GA4などで改善を続ける
公開後は、アクセス数だけではなく以下を確認します。
- 商品ページ閲覧数
- カート投入率
- 購入率
- 平均購入単価
- リピート率
「アクセスが少ない」「商品は見られているがカートに入らない」「カートには入るが購入されない」では、それぞれ改善方法が異なります。
ネットショップ開業でよくある失敗
サイト制作から先に始めてしまう
商品、ターゲット、利益構造が決まる前にサイト制作を始めると、途中で仕様変更が増えやすくなります。
まず事業計画を整理してからネットショップを構築しましょう。
初期費用だけでサービスを選ぶ
月額料金や初期費用が安いことだけで選ぶと、事業成長後に必要な機能が使えず、別のシステムへ移行することがあります。
商品登録の工数を見落とす
商品数が多い場合、サイト制作以上に商品データの整理・撮影・登録に時間がかかるケースがあります。
在庫・基幹システム連携を後回しにする
公開後に外部システム連携を追加すると、大きな設計変更が必要になることがあります。
将来的に連携する可能性がある場合は、開業前から制作会社へ伝えておきましょう。
集客費を予算に入れていない
「ネットショップを作れば売れる」と考え、制作費だけで予算を使い切ってしまうケースがあります。
開業後のSEO、広告、SNS、改善にも予算を確保しておくことが重要です。
ネットショップ開業を制作会社へ依頼するメリット
無料サービスを利用すればネットショップを自社で開業することもできます。
一方、企業として継続的に売上を伸ばしたい場合は、制作会社へ依頼することで以下をまとめて設計できます。
- 事業要件の整理
- 最適なECプラットフォームの選定
- サイト設計・デザイン
- 商品・カテゴリ設計
- 決済・配送設定
- 在庫・基幹システム連携
- SEO・アクセス解析
- 公開後の保守・改善
ECサイトの作り方や具体的な構築工程について詳しく知りたい場合は、ECサイトの作り方・構築方法もご覧ください。
大阪でネットショップ開業・ECサイト構築を相談するなら
ファーストネットジャパンは、1998年創業・大阪市中央区に拠点を置くWeb制作会社です。4,000件超の制作実績をもとに、ネットショップの企画・設計・制作から公開後の集客・運用改善まで一貫してサポートしています。
Shopify・EC-CUBE・WooCommerceなどを利用したECサイト制作に加え、Webシステム開発にも対応しているため、在庫管理、販売管理、基幹システムなどとの連携を含むご相談も可能です。
ファーストネットジャパンが対応できること
- ネットショップ開業時の要件整理
- Shopify・EC-CUBEなどの選定
- ECサイトの設計・デザイン・構築
- 既存システムとの連携
- SEO・Web広告などの集客支援
- 公開後の保守・運用改善
Shopify・EC-CUBEを利用したECサイト制作は150万円〜が目安です。商品数、機能、デザイン、システム連携などによって費用は変動します。
「まだどのシステムを使うか決めていない」「ネットショップ開業に必要な予算を知りたい」「事業計画の段階から相談したい」という場合でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。
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よくある質問
Q. ネットショップを開業するには何から始めればよいですか?
最初に販売する商品、ターゲット、価格、目標売上、予算を整理します。その後、Shopify・EC-CUBEなどの構築方法を選び、サイト制作、商品登録、決済・配送設定、必要な表示や手続き、テストを行って開業します。
Q. ネットショップの開業費用はいくらかかりますか?
無料・低価格のASPを自社で利用する場合は0円〜数十万円程度から始められます。企業が制作会社へShopifyやEC-CUBEによる本格的なECサイト制作を依頼する場合、ファーストネットジャパンでは150万円〜が一つの目安です。
Q. ShopifyとEC-CUBEはどちらがネットショップ開業に向いていますか?
短期間で開業し、サーバー管理の負担を抑えたい場合やブランドEC・越境ECではShopifyが選択肢になります。独自の販売ルール、BtoB取引、基幹システム連携など高度なカスタマイズが必要な場合はEC-CUBEが向いています。
Q. 個人でもネットショップを開業できますか?
はい、個人でもネットショップを開業できます。個人で事業として開始する場合は税務上の届出を確認し、販売商品によって必要な許認可、特定商取引法に基づく表示なども準備する必要があります。
Q. ネットショップ開業までどのくらい期間がかかりますか?
制作会社へ依頼する標準的な企業向けネットショップでは2〜3ヶ月程度が一つの目安です。商品数が多い場合や、在庫・基幹システムとの連携、独自機能の開発が必要な場合は、それ以上の期間が必要になることがあります。
Q. ネットショップ開業後のSEOや集客も依頼できますか?
はい。ファーストネットジャパンではECサイト構築だけでなく、SEO対策、Web広告、アクセス解析など公開後のWebマーケティングにも対応しています。開業準備から公開後の運用改善まで一貫してご相談いただけます。
まとめ
ネットショップ開業では、ECサイトを作ることだけではなく、商品、ターゲット、予算、決済、配送、集客、公開後の運用まで一体として設計することが重要です。
- 無料サービスを使えば小さくネットショップを開業できる
- 企業が制作会社へ本格的なECサイト構築を依頼する場合は150万円〜が一つの目安
- 開業前に商品・ターゲット・価格・収支計画を整理する
- 事業規模と必要機能に合わせてShopify・EC-CUBEなどを選ぶ
- 特定商取引法や商品ごとの許認可を確認する
- 開業後のSEO・広告・SNS・運用改善まで予算に入れる
ファーストネットジャパンは、1998年創業・4,000件超の制作実績をもとに、ネットショップ開業の企画・設計・制作から公開後の集客・運用改善まで一貫してサポートします。「まだ事業計画の段階」「どのECシステムがよいかわからない」という段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。




