facebook広告のやり方や運用方法などをわかりやすく解説【初心者向け】
SNSを利用したウェブマーケティングは、昨今の企業においては必須の課題となっています。Facebook広告は非常に効果的な集客方法の1つとして認知されていますが、初めて運用する企業にとっては、「費用対効果の高い運用」のやり方が不明です。そこで、ここではウェブマーケティングの初心者に向けて、Facebook広告の簡単なやり方をご紹介します。
SNS運用の管理でお困りですか?
当社では、1998年の創業から培ってきた知見・経験を基に、
良質かつユーザー第一でSNS投稿やSNS広告の代行作業を行っております。
Twitter・Instagram・Facebookなどの運用についてお困りならご相談ください。
CONTENTS
- 1 年々右肩上がりのインターネット広告市場
- 2 SNSの中でもFacebook広告がおすすめの理由
- 3 Facebook広告とGoogle広告はどちらがおすすめ?
- 4 Facebook広告のやり方を自力で学ぶ際の注意点
- 5 Facebook広告の適切な予算の設定方法
- 6 簡単なFacebook広告のやり方。「投稿を宣伝」を覚える
- 7 Facebookの新規広告のやり方
- 8 Facebook広告でInstagramにも出稿するやり方
- 9 Facebookの動画広告のやり方
- 10 Facebookの広告マネージャーのやり方
- 11 Facebook広告の成果の確認方法
- 12 Facebook広告の運用を業者に任せてみる
- 13 Facebook広告で新規事業の成功と売上アップ!
年々右肩上がりのインターネット広告市場
インターネット広告は年々右肩上がりの市場拡大を見せていて、2018年には1兆7000億円だったのが、2021年には2兆7000億円、2023~2024年には3兆円を超える試算となります。動画を含むSNS広告は、2021年でおよそ7600億円規模に成長し、前年対比で130%増。インターネット広告全体のおよそ35%を占める有力市場となっています。
また、企業のDX化やBtoCにおけるEC市場の拡大を受けて、SNS広告の市場は今後も成長が見込めます。ネット集客を試みる企業にとっては、SNS広告の成功が最重要課題となることでしょう。
今後は一層ネット集客が企業にとって重要となる
2020年より世界経済に打撃を与えている新型コロナにより、一時はインターネット広告の出稿を控える動きが見られましたが、最終的には2020年は前年比107%の市場増加で着地。2021年以降は、これまでをさらに上回る市場の拡大の動きが見てとれます。
また、新型コロナが落ち着いた後も、企業はネット集客に予算を注力するものと見られ、さらに政府主導で推進されている「DX」化の波も着実に企業のマネタイズ理論を変化させています。
SNSの中でもFacebook広告がおすすめの理由
日本国内における主要SNSは、「Facebook・Instagram・Twitter」の3種となり、その内FacebookとInstagramは同じ運営元で、「Meta Platforms(旧Facebook)」が提供するサービスとなります。
Metaの持つアルゴリズムは非常に強力であることが知られていて、他のSNSやプラットフォームにはない独自のターゲティングができるため、費用対効果の高い広告運用が可能となります。
高い精度のターゲティングができる
Facebookの日本国内ユーザーはおよそ2600万人で、Twitterの4500万人には劣りますが、具体的なターゲティング設定ができるため、極めて費用対効果の高い運用が可能で、広告効果の可視化も他のSNSと比較すると明瞭です。特にFacebook広告のターゲティングにある「デモグラフィック」は、他社を大きく突き放す具体的な設定が可能です。広告を表示する消費者のペルソナ設定により、少額でも高い広告効果を実感できるのがFacebook広告の特徴といえるでしょう。
費用対効果の高いCVが可能
Facebook広告の正しいやり方を覚えることによって、広告出稿のゴールでもある「CV(コンバーション)」を最大限高めることができます。多くの企業はCVを商品購入や予約申し込み、資料請求などに設定していますが、CVをどれだけ分かりやすく確認できるかによって、広告に費やす予算は大きく変わるはずです。
また、Facebook広告とInstagram広告は同じ画面で管理・運用ができるため、Facebook広告で優秀な成果を得られた場合は、そのノウハウをInstagram広告にそのままスライドさせることもできます。
Facebook広告とGoogle広告はどちらがおすすめ?
インターネット広告のやり方やFacebook広告の出稿方法を吟味していると、「Facebook広告とGoogle広告ってどっちがおすすめなの?」、「Google広告と併用はできるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。FacebookはSNSで、Googleは検索エンジンと、プラットフォームの違いがあります。しかし、どちらも適切な広告運用をすることで、大きな集客効果を得ることができます。
Google広告は検索広告。顕在キーワードでアプローチ
Google広告は「検索型広告」と呼ばれ、テキストで消費者にアプローチをすることができます。消費者が指定キーワードを入力及び検索した際に、検索結果画面(SERP)の最上部、あるいは最下部に自社のテキスト広告が掲載され、クリックにより指定リンク先に誘導することができます。
Googleという巨大な検索プラットフォームに上位表示されるためには、通常はSEO対策が必要となりますが、広告費をかけることによって、SEO対策をすることなく、顕在キーワードで消費者に対してアプローチすることができるのが大きな特徴です。
Facebook広告はチューニングにより費用対効果をより大きくすることができる可能性がある
Google広告は購買意欲の高いキーワードで広告出稿ができる反面、年々入札単価が高騰しているというデメリットもあり、必ずしも費用対効果が高いとは言えません。
一方でFacebook広告では、ターゲティングを細かく指定できることもあり、広告のチューニングによってはGoogle広告よりも広告効果をより大きくさせることができる可能性があります。
Facebook広告とGoogle広告は予算次第で両方やるべき
Facebook広告とGoogle広告では広告を出稿する媒体の特徴が大きく異なるため、一概に費用対効果を比較することはできません。しかし、ネット集客の結果が今後の自社の売上に対して重要なポジションを占めるというのであれば、広告したい商材やサービス、媒体の特徴を考慮しつつ「Facebook広告もGoogle広告も両方運用するべき」が正解かもしれません。やり方次第では、自社の売上を牽引するウェブマーケティングとして成長してくれることでしょう。
Facebook広告のやり方を自力で学ぶ際の注意点
Facebook広告の運用を代行するIT企業は全国にたくさんありますので、最初は彼らに任せて、設定方法や考え方などを学ぶのが得策といえます。しかし、そうではなく最初から自社で自力運用するのであれば、最低限「ターゲティング」と「広告成果」を確認して、PDCAのうち「CA」を重要視して効率よく回すようにしましょう。
基本的にFacebook広告のようなインターネット広告は、雑誌やテレビ広告と異なり、反響の数値化がしやすいため、トライ&エラーで臨機応変に修正を繰り返して最適化を図ることが重要となります。
ターゲティングの設定は最低1度はプロに見てもらおう
Facebook広告は他のインターネット広告と比較しても、ターゲティングの設定に特徴を持ち、より具体的に広告を表示する消費者を絞ることができます。しかし、裏を返せば、選択肢や設定方法が複雑化しており、初心者であれば「設定のやり方が分からない」と匙を投げてしまうこともあります。また、ターゲティングのやり方を間違えてしまうと、「広告がまったく表示されていない」、「CVRがゼロ」、「効果が出ていないのに、予算があっという間になくなる」といった結果を招くことも実はよくあります。
そのため、社内にウェブマーケティングの分野に明るい従業員がいない場合は、最低でも1度は広告運用を代行している業者に依頼して、プロの目線で設定を見てもらうのがおすすめです。
上述したように「Facebook広告は設定を変えるだけで効果が大きく変わる」ことをよく覚えておいてください。
Facebook広告の適切な予算の設定方法
Facebook広告を運用する上で、最初にかける予算の設定は誰もが戸惑います。これまでインターネット広告運用の経験がなければ、CVRも分かりませんし、実績がなければ予算の使い方も分かりません。
そのため、まずは広告成果を考えなければなりません。単純な計算でCV単価(CPA)は「クリック単価÷CVR」で出ます。そして、「自社が想定している予算÷CPA=CV数」を計算することができます。これによって予算を増やしたり減らしたりしても、想定CVを計算することができます。
正確なデータが蓄積するまでは少額で運用を
最初はデータ(実績)が必要となるため、月5万円~10万円を目安に予算を組んでみるといいでしょう。ただし、注意点としては「予算を急激に増やさない」ことです。例えば運用初月に5万円をかけて、思ったよりもCVがよく、売上に貢献してくれたため、次月は倍の10万円に予算をつり上げた、というのは悪い例です。予算を急激に上下させると、正しいデータが蓄積できないため、Facebook広告を設定する際の推定値と結果に大きな差異が生じる原因となります。
簡単なFacebook広告のやり方。「投稿を宣伝」を覚える
Facebook広告の出稿のやり方は幾つか方法がありますが、簡易的な出稿タイプである「投稿を宣伝」と具体的な設定及び管理が可能な「広告マネージャ」の2つに大別することができます。「投稿を宣伝」のやり方は非常に簡単ですので、まずはこちらから覚えてみてください。
Facebook広告の「投稿を宣伝」のやり方を解説!
Facebook広告で最も簡単なやり方は、「投稿を宣伝」から出稿する方法です。自社のFacebookページを開くと、最初の画面「ホーム」で過去の投稿を確認することができます。
そして、広告として出稿したい投稿の右下にある「投稿を宣伝」のボタンをクリック。幾つか設定項目がありますが、最初のうちは無視して、中段にある「期間」と「合計予算」だけ設定して、プレビュー画面を確認したのち、問題ないようなら「投稿を宣伝」ボタンをさらにクリックして出稿完了となります。
「合計予算」と「1日の推定リーチ」の注意点
出稿する前に確認しておきたいのが、「合計予算」と「1日の推定リーチ数」です。こちらの数値はFacebookの独自アルゴリズムによって決まるため、同じ条件であっても、日が異なるだけで差異が発生することがよくあります。そのため、「このオーディエンスの設定にしておけば、〇〇円の予算で〇〇人のリーチがとれる」と決めつけてしまうのは非常に危険です。
また、実際のリーチ数を見てみると、おおよそ推定リーチ数の範囲内に収まることがほとんどですが、結果(いいねなどのエンゲージメント)は推定値よりも低くなることが多いです。そのため、推定範囲以下の場合は、広告テキストを見直したり、クリエイティブな画像や動画に差し替えたりするといった施策を試みるといいでしょう。
Facebookの新規広告のやり方
Facebookの新規広告のやり方も非常に簡単なステップとなります。
Facebookページの左サイドバーの「広告センター」をクリックすると広告センターページへ移ります。こちらでは最大過去90日間における合計リーチ数とエンゲージメント、リンクのクリック数を簡単に把握することができます。
さらに「広告を作成」ボタンをクリックすることによって、広告タイプの選択画面へと移りますので、ここで「新しい広告を作成」をクリックすると、新規広告作成画面にいくことができます。ちなみにスマホの場合は、ページ上部に「広告or宣伝する」のラッパのアイコンがありますので、そちらをタップ後「新しい広告を作成」で新規広告作成ページへ、「投稿を宣伝」で過去の投稿に広告を付けることができます。
写真が重要「クリエイティブ」の設定のやり方
広告作成画面では最初に「クリエイティブ」の項目を作ることになります。こちらは広告に使う画像や動画を選ぶことができ、「メディアを選択」もしくは「編集オプション」から選択します。両ボタンは選択方法のアプローチが異なるだけなので、目的地は同じとなります。
画像を複数枚選択すると、自動的にカルーセル広告となります。各画像に最大25文字まで見出しをつけることができますので、訴求効果の高いテキストを考えてみてください。ちなみに、メディアを選択した後、「Instagram」のタブへ移動することにより、Instagramに投稿した過去画像も選択することができます。
一番の難問「オーディエンス」の設定方法と考え方
Facebookの最大の強みは「より具体的なターゲティング設定ができる」ことにあるとご説明しましたが、広告作成ページの「オーディエンス」という項目で設定することができます。もし新規作成のやり方が分からなかったり、初めての出稿なので不安がある、というのであれば、オーディエンス内にある「ページにいいね!した人」か「ページにいいね!した人とその友達」を選択することによって、すでに見込みのある消費者に効率よく広告を届けることができます。ただし、この場合は「いいね!」をしてくれた人全員が対象となってしまうため、家族や友達、既に顧客となっている人にも広告表示されてしまうデメリットがありますので、どこまで許容できるかは考えたいところです。
具体的なターゲティングをしたい場合は「オーディエンス詳細」から設定画面に移ります。このままの状態だと性別と年齢、地域しか絞ることができないので、さらに「詳細ターゲット設定」の参照ボタンを押してください。オーディエンスの詳細ターゲット設定では「利用者層」、「興味・関心」、「行動」の3項目でそれぞれ具体的に絞ることができます。確認してみると分かるのですが、本当にびっくりするほど詳細にターゲティングすることができます。
注意点としては、オーディエンス設定をあまり細分化しすぎてしまうと、リーチ数が極端に減ってしまい、広告がより多くの人に届かなくなってしまいます。オーディエンス設定の下部の「推定オーディエンスサイズ」を確認することで、どのくらいの市場にアプローチできるのか、概算を把握することができます。目安として狭い・中間・広いの三段階で色分けされていますので、中間を狙ってオーディエンス設定をするといいでしょう。
Facebook広告でInstagramにも出稿するやり方
上記「クリエイティブ」と「オーディエンス」、そして予算を設定したあとは、最後に出稿するプラットフォームを選択します。「配置」の項目でFacebookとInstagramを選ぶことができます。どちらか片方だけでもかまいませんし、同じ設定で両方同時に出稿することもできます。もちろんFacebookのチェックを外せば、インスタグラムだけに広告出稿がされます。
Instagram広告を併用するべき企業とは
Instagramは周知の通り「画像」が非常に重要なポジションを占めます。インスタ映えする画像を日々更新することによって、多くのファンを獲得することができるでしょう。そのため、Instagram広告は、メーカーやブランド、食品業界、旅行業界、美容業界といった「写真映えする商品」を有する業界や、「写真がテキストよりも高い訴求効果を持つ」企業におすすめすることができます。
>>【初心者向け】インスタグラム広告の出し方や運用方法などをわかりやすく解説
Facebookの動画広告のやり方
Facebookでは画像だけではなく、動画も広告に対応しており、出稿するやり方は二通りあります。そのうち最も簡単なやり方は、上記広告センターから広告作成画面へ移ったのち、「クリエイティブ」項目の「メディアを選択」の動画タブ、もしくは「編集オプション」から選択することができます。
動画は最長で240分まで投稿が可能ですが、覚えておかなければならないのは「消費者は全部見ない」ことです。Facebookにおける動画の推奨時間は15~30秒となり、15秒にすると最後まで見てもらえる確率が高くなります。また、最後まで見てもらえるかどうかは、最初の3秒で決まると言われています。動画の制作にはレベルの高い編集技術が必要となるので、自信がない場合は画像の出稿のみに留めておくといいでしょう。
Facebook動画広告の推奨サイズやテキストの文字数
Facebook動画広告のアスペクト比は推奨が1:1となりますが、1.91:1と16:9も可能です。編集時に少々注意が必要です。また、ファイルタイプはMP4・GIF・MOVの3種となります。
テキストはメインが125文字以内、見出し40文字以内、説明が30文字以内となります。文字数はかなり少ないので、基本は動画で伝えたいことを盛り込むことになります。また、キャプション(字幕)を入れることも可能です。外出時はマナーモード(音声無し)で動画を見るので、キャプションはできるかぎりつけるようにしてください。
Facebookの広告マネージャーのやり方
Facebook広告では、上記で説明した手順が最も簡単な出稿のやり方となります。通常はこのやり方で問題ないのですが、広告出稿に慣れてくると、「同じ商材だけど、別のターゲティングをしたい」、「前回は期待していた成果がでなかったから、今回は別の広告に使っているターゲティングを真似てみたい」といったことも増えてきます。
このように広告の出稿方法を管理・編集することができるツールを「広告マネージャ」と呼びます。広告マネージャのある場所は少し複雑なので、下記のステップを踏んでみてください。
1.自社のFacebookページのトップページに移動
2.左サイドバーの「Meta Business Suite」をクリック
3.Meta Business Suite内左サイドバーの「すべてのツール」をクリック
4.すべてのツールのカテゴリー内にある「広告マネージャ」をクリック
上記より広告マネージャ画面に移ります。Meta Business Suiteは分析・管理ツールとなるので、基本的にはMeta Business Suiteでインサイトを確認したあとで、広告マネージャ画面でセッティングをする流れとなります。ただし、最初から広告マネージャーに移りたい場合も当然あるので、そのときのために広告マネージャのページをブックマークしておくといいでしょう。
「キャンペーン」の作成手順方法
上記で紹介した「投稿を宣伝」でFacebook広告を出稿するパターンの場合は、オーディエンス設定や画像選択などはすべて同一画面で行いましたが、広告マネージャでは、1つの広告を1.広告キャンペーン、2.広告セット、3.広告、の3つに区分けされており、これにより「広告の差し替え」が容易となります。広告セットで作成したオーディエンス設定は保存することができ、保存した設定は簡易出稿の「投稿を宣伝」でも選ぶことが可能です(オーディエンス項目に表示されています)。
広告マネージャでは、最初に広告キャンペーンを作成することになります。まずはキャンペーンページ内にある「+作成」ボタンをクリックして、新規キャンペーンの名前を入力してください。
「広告セット」及び「広告」の名前もここで決めることができます。また、上述したように、広告マネージャでは広告の差し替えが可能となります。広告セットのタブをクリックして、「既存の広告セットを使用」を選択することで、登録した広告セットを呼び出すことができます。
「広告セット」と「広告」のやり方
広告セットのオーディエンス設定は簡易出稿の「投稿を宣伝」と同じとなりますので、迷うことはないでしょう。広告マネージャに追加されているのは、広告配信の最適化となります。予算に関しても入札上限単価の設定など幾つか項目がありますが、かなり複雑化してくるので、分からなければ無視してかまいません。
広告に関しては画像や動画の登録・編集を行うことができます。見出しやテキストもここで入力することができます。
一番重要となるのは広告セットとなるため、Facebook広告を運用していくと必然的に広告セットの数が増えてきます。広告セットが増えれば管理が大変ですし、無意識に似たような広告セットを作ってしまい、両者とも出稿してしまうと、競合のぶつかり合いにより、広告自体が表示されなくなる恐れがあります。そのため、1つの商材に対して数十とターゲティングを区別するのはあまりおすすめできません。
Facebook広告の成果の確認方法
Facebook広告の成果は、広告マネージャもしくはMeta Business Suiteのインサイトにて確認することができます。広告マネージャではリーチやインプレッションはもちろんですが、入札単価と消化金額に着目してください。入札単価が高ければ調整が必要ですし、消化金額とリーチやいいねの数を比較して期待通りでなければ、オーディエンス設定を見直してターゲティングをやり直さなければなりません。
Meta Business Suiteは分かりやすいグラフ付きで、リーチやいいねの数、アクセス状況を総合もしくは広告別に確認することができます。また、消費者の年齢や性別、地域といったデモグラフィックもオーディエンス情報の中に含まれています。Meta Business Suiteはすべての投稿を含んだデータとなりますので、同ページ内で出稿した広告のみのデータや結果を確認したい場合は「コンテンツ」項目の投稿一覧から該当するデータを引っ張りましょう。
Facebook広告が表示されない原因
Facebook広告の運用にあたって、初心者の方が必ず一度は陥るのが「Facebook広告が表示されない」トラブルです。Facebook広告が表示されない原因はいくつかありますが、ほとんどのケースは「広告の予算が上限に達している」か「広告が承認されていない」のいずれかに該当します。
Facebook広告の運用に慣れないうちは、いつの間にか予算が上限に達してしまっていることがよくあります。入札単価が高いことや、ターゲティングのサイズが大きすぎて、不要な人にまで広告表示されていることが原因にあります。
また、広告が承認されない理由は「Facebook広告のポリシーに準拠していない」こととなるのですが、Facebook側は具体的に「どの広告(投稿)のどこの部分」が準拠していないかは教えてくれません。どうしても広告が承認されない場合は、別アカウントを作る方法がありますが、あくまでも最終手段となります。
Facebook広告の運用を業者に任せてみる
Facebook広告を半年間ほど運用して、期待をはるかに下回る結果が続く場合は、ターゲティングと画像や動画のクオリティが低い、もしくはターゲティングとマッチしていないことが挙げられます。しかし、ウェブマーケティングの知識と経験が豊富な人材が自社にいない場合は、アマチュアだけで考えた寄せ集めの意見となるので、どんなに修正を施しても結果が上向く可能性は低いと見られます。
そのため、自社でFacebook広告を運用する際は、期限と目標と総予算を決めて、期日までに目標が未達の場合は、一度SNS運用代行サービスを行っている業者に相談してみてはいかがでしょうか。Facebook広告の運用を業者に依頼する場合は、広告予算とは別に初期登録費用と手数料が発生します。初期登録費用は5~10万円程度が相場で、手数料は広告予算の10~20%程度が定番となります。また、代行業者によっては「予算100万円までの運用なら1か月5万円」などと定額料金を設定しているところもありますので、複数社に相談して、費用面や担当者の対応の良し悪しで選んでみてください。
Facebook広告で新規事業の成功と売上アップ!
今回は初心者の人向けに、Facebook広告のやり方をご紹介しました。Facebook広告の扱い方に慣れるまでは、「投稿を宣伝」の出稿方式で少額予算で運用をしてみましょう。そして、Facebook広告の運用に慣れてきたら、広告マネージャで出稿した広告の成果を確認し、Meta Business SuiteにてFacebook全体を管理するといいでしょう。
インターネット広告によってネット集客が軌道に乗れば、長期的視野で事業の持続的な発展が可能となります。会社全体の売上に寄与することは間違いありませんので、最初の足掛かりとしてFacebook広告を運用してみてはいかがでしょうか。
SNS運用の管理でお困りですか?
当社では、1998年の創業から培ってきた知見・経験を基に、
良質かつユーザー第一でSNS投稿やSNS広告の代行作業を行っております。
Twitter・Instagram・Facebookなどの運用についてお困りならご相談ください。