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ホームページ制作のRFP(提案依頼書)|17項目テンプレート・書き方・選定基準【2026年版】

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最終更新日:2026年07月31日

ホームページ制作のRFP(提案依頼書)の書き方と17項目テンプレート

この記事の監修者

齊藤 真也

株式会社ファーストネットジャパン 代表取締役

1998 年創業時からアプリ開発・Web マーケティング・フルリモート SES・ホームページ制作・翻訳・グラフィックデザインなど幅広い IT/クリエイティブ領域を手がけ、4,000 件超のプロジェクトを統括。セキュリティ対策・SEO・システム開発から中小企業のWeb戦略支援まで、技術とデザインの両面でクライアントの課題解決を27年以上にわたり支援してきた。
大阪本社・東京オフィスの2拠点体制で、全国の企業のデジタル化をサポート。
高松市出身。座右の銘は「圧倒的努力」。

ホームページ制作のRFP(提案依頼書)は、制作会社に「何を実現したいのか」「どの条件で提案してほしいのか」を伝える文書です。最低限、制作目的・対象範囲・必要な機能・予算・公開希望日の5点を整理すれば、専門知識がなくても作成できます。

RFPを用意すると、複数社の提案条件を揃えやすくなり、見積金額だけでなく、課題への理解度・企画力・制作体制・公開後の支援まで比較できます。一方、要件を細かく決めすぎると、制作会社から新しい提案が出にくくなるため、「必ず実現したい要件」と「提案してほしい領域」を分けることが重要です。

本記事では、1998年創業・4,000件超の制作実績を持つファーストネットジャパンが、ホームページ制作RFPの書き方を、7つの大分類・17項目のコピペ用テンプレート・制作会社の評価基準に分けて解説します。新規制作とリニューアルの違い、ChatGPTを使った初稿作成、制作会社へ送る前のチェックポイントまで実務目線でまとめました。

ホームページの新規制作・リニューアルを検討されていますか?

ファーストネットジャパンでは、1998年の創業から培ってきた知見・経験を基に、ホームページ作成・集客のお手伝いなど総合的にWebのお困りごとをサポートしています。
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ホームページ制作のRFPとは

RFPは「Request for Proposal」の略で、日本語では「提案依頼書」と呼ばれます。ホームページの新規制作やリニューアルを検討する企業が、候補となる制作会社へ提案書と見積書の提出を依頼するための文書です。

RFPは完成後のホームページを細部まで決める設計書ではありません。発注側が抱えている課題、実現したい成果、予算、スケジュール、制約条件を共有し、制作会社から解決策の提案を受けるために作成します。

RFP・RFI・要件定義書・仕様書の違い

書類 主な目的 作成する時期 主な作成者
RFI(情報提供依頼書) 制作会社の実績・対応範囲・技術情報を収集する 候補会社を絞り込む前 発注側
RFP(提案依頼書) 候補会社から提案・見積もりを受ける 制作会社の選定前 発注側
要件定義書 契約後に実現する要件と合意事項を確定する 契約後・設計前 発注側と制作会社
仕様書 画面・機能・処理・技術条件などを具体化する 設計・制作工程 主に制作会社

ホームページ制作では、小規模案件ほどRFPと要件整理シートを兼用することもあります。ただし、制作会社を比較する段階のRFPと、契約後に内容を確定する要件定義書は役割が異なります。RFPの段階では、実装方法を決めつけず、制作会社がより良い方法を提案できる余地を残しましょう。

RFPに最低限必要な5項目

詳細なRFPを作る時間がない場合でも、次の5項目は記載してください。A4用紙1〜2枚程度の簡易版でも、口頭だけで依頼するより認識を揃えやすくなります。

最低限の項目 記載する内容 記載例
制作目的 ホームページで解決したい経営・営業・採用上の課題 法人からの問い合わせを増やしたい
対象範囲 制作するページ・コンテンツ・移行範囲 コーポレートサイト約20ページをリニューアル
必要な機能 CMS、フォーム、検索、予約、多言語など WordPress、お知らせ更新、問い合わせフォーム
予算 制作費の上限・想定範囲、保守費の扱い 制作費150万円前後、保守費は別途提案希望
公開希望日 公開日、理由、社内確認に必要な期間 展示会の1か月前までに公開

予算が確定していない場合は、「100万〜150万円の範囲で優先順位を含めて提案してほしい」のように幅を持たせても構いません。重要なのは、制作会社が現実的な提案範囲を判断できる情報を示すことです。

RFPへ記載する制作予算の目安

ホームページ制作費は、ページ数、原稿・写真の準備、CMS、検索や会員機能、外部システム連携などで変わります。ファーストネットジャパンにおける主な費用目安は次のとおりです。

制作内容 費用の目安 RFPで明記したい条件
コーポレートサイト制作 100万円〜 ページ数、原稿・撮影、CMS、問い合わせ導線
ECサイト制作 150万円〜 商品数、決済、在庫、会員、外部システム連携
ランディングページ制作 20万円〜50万円 原稿、デザイン、フォーム、広告計測、改善支援
採用サイト制作 30万円〜 職種数、社員取材、撮影、応募フォーム、採用管理連携
英語版ホームページ制作 50万円〜150万円 翻訳範囲、言語切替、海外SEO、更新方法
AI接客機能の追加 約50万円〜 質問内容、診断ロジック、回答データ、運用改善

上記は目安であり、案件規模や要件によって変動します。予算内で必須要件を優先し、追加提案をオプションとして分けてもらうと比較しやすくなります。

ホームページ制作RFPの17項目テンプレート

ホームページ制作のRFPは、次の17項目を基本にすると抜け漏れを防げます。17項目すべてを確定させる必要はありません。未定の箇所は「提案希望」「要相談」と記載し、制作会社からの提案対象にしてください。

ホームページ制作・リニューアル 提案依頼書(RFP)
番号 項目 記入内容
1 発注者情報 会社名、所在地、担当部署、担当者、連絡先
2 案件名 例:コーポレートサイトリニューアルプロジェクト
3 会社・事業概要 事業内容、主力商品、顧客、営業地域、競合環境
4 制作・リニューアルの背景 現在の状況、プロジェクトを始める理由
5 目的・ゴール 問い合わせ増加、採用強化、更新効率化、ブランド刷新など
6 KGI・KPI 問い合わせ数、応募数、資料請求数、更新時間などの目標
7 ターゲット 業種、企業規模、役職、年齢、利用場面、検討段階
8 現状の課題 アクセス、問い合わせ、更新、表示速度、セキュリティなど
9 制作対象・ページ構成 対象サイト、ページ一覧、想定ページ数、移行対象
10 コンテンツ制作範囲 原稿、取材、写真、動画、イラスト、翻訳の担当範囲
11 機能要件 CMS、フォーム、検索、予約、会員、多言語、外部連携など
12 非機能要件 表示速度、セキュリティ、アクセシビリティ、対応環境など
13 デザイン要件 ブランド方針、参考サイト、避けたい表現、支給素材
14 SEO・解析・移行要件 GA4、Search Console、URL移行、301、構造化データなど
15 運用・保守要件 自社更新範囲、保守内容、バックアップ、障害対応、レポート
16 予算・スケジュール 予算範囲、公開希望日、社内確認期間、契約希望日
17 提案・選定条件 提出物、期限、プレゼン、評価基準、質問方法、NDA

RFPを社内で共有する際は、各項目に「確定」「仮」「提案希望」の印を付けておくと、決定済みの条件と制作会社に考えてほしい内容を区別できます。

そのまま使えるRFPの冒頭文例

以下は、RFPの冒頭に記載する依頼文の例です。自社の状況に合わせて変更してください。

当社では、法人向けサービスの問い合わせ増加と情報更新の効率化を目的として、コーポレートサイトのリニューアルを計画しています。本RFPは、当社の課題と基本条件を共有し、目的達成に向けた企画、サイト構成、デザイン、システム、SEO、公開後の運用について提案を依頼するものです。記載内容を満たすことだけでなく、制作会社の知見に基づく改善案や代替案もご提案ください。

RFPを構成する7つの大分類と書き方

ホームページ制作RFPを構成する7つの大分類

17項目は、実務上、次の7つの大分類に整理できます。タイトルや目次で「7項目」と表現する場合は大分類を指し、実際の記入欄は17項目に分けると理解しやすくなります。

1. プロジェクトの背景と目的

最初に、なぜホームページを制作・リニューアルするのかを説明します。単に「デザインが古い」と書くのではなく、事業上どのような問題が起きているかまで記載しましょう。

  • スマートフォンで見づらく、問い合わせにつながっていない
  • サービス追加のたびに制作会社への更新依頼が必要になる
  • 営業資料とホームページの説明が一致していない
  • 採用候補者へ社風や仕事内容を十分に伝えられていない

「問い合わせを増やす」「採用を強化する」などの目的に加え、可能であれば現在値と目標値を記載します。ただし、根拠のない数値を置く必要はありません。現状を計測できていない場合は、「公開後に計測環境を整備し、基準値を確認する」としても構いません。

2. 会社・事業・ターゲット情報

制作会社は、発注企業の業界や顧客を理解していなければ、適切な導線やコンテンツを提案できません。主力商品、顧客の検討プロセス、営業方法、競合との差、意思決定者などを共有します。

  • 主な顧客の業種・企業規模
  • ホームページを見る担当者と最終決裁者
  • 問い合わせ前に比較されるポイント
  • 営業担当者が商談時によく受ける質問
  • 競合と比較した自社の強み・弱み

3. 制作対象とコンテンツ

制作対象のサイト、ページ数、原稿・写真・動画の準備担当を明確にします。「20ページ」と書くだけではなく、ページ一覧を添付すると見積もりの精度が上がります。

項目 発注側で準備 制作会社へ依頼 未定・提案希望
サイトマップ
原稿作成 会社概要 サービスページ
写真 既存素材 代表・社員撮影
導入事例 対象顧客の選定 取材・執筆
イラスト・図解

4. 機能・システム要件

機能要件とは、ホームページ上で利用者や運営担当者が行えることです。機能名だけではなく、誰が、どのような場面で、何を行うかを記載します。

  • WordPressでお知らせ、事例、採用情報を自社更新したい
  • 問い合わせ内容によって送信先を振り分けたい
  • 資料請求後に自動返信メールを送信したい
  • 商品情報をカテゴリ・用途・条件から検索できるようにしたい
  • 外部の予約、顧客管理、在庫管理システムと連携したい

5. デザイン・ブランド要件

参考サイトは2〜5件程度に絞り、「どこを参考にしたいか」まで記載します。URLだけを並べると、制作会社が色、レイアウト、写真、動きのどれを評価すべきか判断できません。

  • 信頼感のある配色を参考にしたい
  • サービス比較の見せ方を参考にしたい
  • スマートフォンの問い合わせ導線を参考にしたい
  • 採用ページの社員紹介構成を参考にしたい

ブランドガイドライン、ロゴデータ、指定色、使用禁止表現がある場合は添付資料に含めます。

6. 予算・スケジュール・運用条件

制作費だけでなく、公開後の保守、サーバー、CMS更新、アクセス解析、SEO改善などを含めるかを明記します。予算は税別・税込のどちらかも揃えてください。

公開日が展示会、採用開始、新サービス発表などに連動する場合は、遅延できない理由を伝えます。社内の確認者が多い場合は、各工程の確認期間も見込んだスケジュールを依頼しましょう。

7. 提案依頼内容と選定方法

制作会社に提出してほしい内容と、発注側が何を重視して選ぶかを明示します。評価基準があると、提案会社は価格以外の重要項目にも具体的に回答できます。

  • 課題認識と改善方針
  • サイト構成案・主要ページの考え方
  • デザイン方針
  • 制作体制・担当者・連絡方法
  • 工程・スケジュール
  • 費用内訳と追加費用が発生する条件
  • 公開後の保守・改善支援
  • 類似案件の実績

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機能要件と非機能要件の書き分け方

ホームページ制作RFPでは、フォームやCMSなどの「機能要件」だけでなく、表示速度、セキュリティ、対応端末などの「非機能要件」も重要です。非機能要件が抜けると、制作会社ごとに前提が変わり、公開後の品質や保守費用を比較しにくくなります。

区分 内容 RFP記載例
機能要件 利用者や運営者が実行できる機能 お知らせ更新、フォーム、検索、予約、会員登録
非機能要件 性能・安全性・使いやすさ・運用性などの品質条件 表示速度、セキュリティ、バックアップ、対応ブラウザ

ホームページで確認したい非機能要件

分類 確認内容 記載例
表示性能 画像最適化、表示速度、アクセス集中への対応 主要ページの表示速度改善方針と計測方法を提案すること
セキュリティ SSL、管理画面保護、更新、バックアップ、迷惑送信対策 WordPress本体・プラグイン更新とバックアップ方法を提示すること
アクセシビリティ 文字の読みやすさ、キーボード操作、代替テキストなど 準拠を目指す基準と対応範囲を提案すること
対応環境 スマートフォン、タブレット、主要ブラウザ 検証対象のOS・ブラウザと対象バージョンを明記すること
保守性 更新しやすさ、権限管理、マニュアル、引き継ぎ 担当者が更新できる範囲と操作研修の有無を提示すること
障害対応 監視、復旧、連絡窓口、対応時間 障害発生時の連絡方法、初動、復旧方針を提示すること
データ管理 フォーム情報、ログ、個人情報、保存期間 取得データの保存先・権限・削除方法を明記すること

専門的な基準値を発注側だけで決める必要はありません。「当社の目的と予算に適した基準を提案してほしい」と記載し、選定時に各社の考え方を比較する方法も有効です。

要件はMust・Want・提案希望に分ける

すべての要望を必須条件にすると、費用が膨らみ、制作会社からの提案余地も狭くなります。各要件は次の3段階に分類しましょう。

優先度 意味
Must 予算や納期が変わっても外せない必須要件 スマートフォン対応、問い合わせフォーム、CMS更新
Want 予算内で可能なら実現したい要件 事例検索、動画撮影、外部ツール連携
提案希望 課題だけを共有し、解決方法を制作会社へ委ねる領域 問い合わせ導線、サイト構成、SEO改善、AI活用

提案会社には、Mustを満たす基本見積もりと、Wantを追加したオプション見積もりを分けてもらうと、費用と効果を比較しやすくなります。

制作会社を比較する評価基準と100点評価表

制作会社を選ぶ際は、見積金額だけで決めないことが重要です。安価でも、目的への理解や制作体制が不足していれば、公開後に追加費用や運用負担が増える可能性があります。

以下は、BtoB企業のホームページ制作を想定した100点満点の評価例です。自社の重視項目に合わせて配点を変更してください。

評価項目 配点 確認ポイント
課題・目的への理解 20点 RFPの背景を理解し、課題の優先順位を整理できているか
戦略・企画の提案力 20点 サイト構成、導線、コンテンツに具体的な根拠があるか
デザイン・制作品質 15点 見た目だけでなく、読みやすさ・操作性・ブランド整合を考えているか
技術・SEO・セキュリティ 15点 CMS、表示速度、移行、計測、保守の考え方が適切か
制作体制・進行管理 15点 担当者、役割、連絡方法、品質管理、リスク対応が明確か
費用・契約条件 10点 内訳、追加費用、支払条件、成果物、権利関係が明確か
公開後の運用支援 5点 保守、更新、分析、改善を継続して支援できるか
合計 100点 複数の評価者で採点し、理由も記録する

評価時に確認したい質問

  • 今回のプロジェクトで最も重要な課題をどう捉えていますか
  • 予算を抑える場合、どの要件を優先・延期しますか
  • 公開後3〜6か月で、どの指標を見て改善しますか
  • 担当者が変更された場合の引き継ぎ体制はありますか
  • 追加費用が発生しやすい作業は何ですか
  • 納品されるデータ・アカウント・マニュアルは何ですか

新規制作RFPとリニューアルRFPの違い

新規制作とリニューアルでは、制作目的だけでなく、既存資産の扱いが異なります。リニューアルRFPでは、現在のホームページのURL、アクセスデータ、コンテンツ、サーバー、ドメイン、各種アカウントの情報を整理してください。

項目 新規制作 リニューアル
現状分析 競合・市場・顧客ニーズを中心に確認 GA4、Search Console、問い合わせ、更新状況も確認
ページ・原稿 基本的に新規作成 残す・直す・削除するページを分類
URL 新しいURL構造を設計 既存URL維持または301リダイレクト方針を作成
システム 要件に合うCMS・環境を選定 現行CMS、プラグイン、外部連携、データ移行を確認
サーバー・ドメイン 新規契約・設定 契約者、管理会社、移管可否、DNS、メール影響を確認
SEO キーワードとコンテンツを新規設計 検索順位、被リンク、インデックス、重複を引き継ぐ
公開切替 公開設定を実施 旧サイト停止、フォーム、計測、リダイレクトを同時確認

リニューアルRFPへ追加する資料

  • 現在のサイトマップ・URL一覧
  • GA4とSearch Consoleの主要データ
  • 問い合わせ・資料請求・応募などの実績
  • ドメイン・サーバー・CMS・外部サービスの契約状況
  • 更新担当者と現在の更新フロー
  • 残したいコンテンツ、削除候補、移行対象データ
  • 過去に発生した障害・セキュリティ上の課題

アクセス解析データがない場合は、RFPに「現状計測ができていないため、公開前後の計測設計を提案してほしい」と記載してください。

サイト種別ごとに追加したいRFP項目

基本の17項目に加え、ホームページの種類によって必要な情報を追加します。

BtoBコーポレートサイト

  • 問い合わせを増やしたいサービスと優先順位
  • 営業対象の業種・企業規模・役職
  • 導入事例、技術資料、ホワイトペーパーの制作範囲
  • 問い合わせ後の営業フローと担当部署
  • CRM・SFA・MAツールとの連携要否

採用サイト

  • 新卒・中途・職種別の採用目標
  • 求職者に伝えたい仕事内容、社風、キャリア、制度
  • 社員取材、撮影、動画制作の対象人数
  • 応募フォームと採用管理システムの連携
  • 求人媒体と採用サイトの役割分担

ECサイト

  • 商品数、カテゴリ数、SKU数、初期登録の担当
  • 決済、配送、返品、定期購入、ポイント、会員機能
  • 在庫管理、基幹システム、物流システムとの連携
  • 受注後の業務フローと権限
  • 売上・購入率・リピート率などの計測項目

ランディングページ

  • 広告媒体、対象キーワード、想定する訪問者
  • 訴求する商品・サービスとオファー内容
  • 原稿、撮影、漫画、動画、フォームの制作範囲
  • 広告・GTM・解析タグの設定範囲
  • A/Bテストや公開後改善の実施方法

英語・多言語ホームページ

  • 対象国・地域・言語
  • 翻訳対象と翻訳データの準備方法
  • ネイティブチェック、用語集、表記ルール
  • 言語別URL、言語切替、海外向けSEO
  • 公開後に各言語を更新する体制

AI接客ホームページ

AI接客機能を追加する場合は、「AIを導入したい」だけでなく、訪問者にどのような質問を行い、どのページや問い合わせへ案内したいかを整理します。

  • 導入目的:問い合わせ支援、商品選定、一次ヒアリングなど
  • 対象ページ:トップ、サービス、ランディングページなど
  • 回答に利用する情報:FAQ、サービス資料、事例、料金表
  • 有人対応への切替条件
  • 会話ログの保存・閲覧・改善方法
  • 個人情報や機密情報を入力させないための設計

AI接客はホームページの目的を達成する手段の一つです。導入自体をゴールにせず、問い合わせ導線やコンテンツ改善と合わせて提案を依頼しましょう。

ChatGPTを使ってRFPの初稿を作る手順

ChatGPTなどの生成AIは、RFPの構成整理や初稿作成に活用できます。ただし、予算、契約条件、個人情報、社内システム情報などは、社内で利用が認められた環境とルールを確認してから入力してください。

手順1. 社内情報を整理する

  • 制作の背景と目的
  • 現在困っていること
  • 対象ユーザー
  • 必要なページと機能
  • 予算と公開希望日
  • 関係部署と決裁者

手順2. 初稿作成用プロンプトを入力する

次のプロンプトを自社向けに変更して利用できます。

当社は法人向けに〇〇を提供する企業です。コーポレートサイトのリニューアルを予定しています。目的は〇〇で、現在の課題は〇〇です。主なターゲットは〇〇、必要なページは〇〇、必要な機能は〇〇です。予算は〇〇円、公開希望日は〇〇です。制作会社へ送るRFPとして、17項目の構成で初稿を作成してください。未確定事項は勝手に決めず、「要確認」または「提案希望」と記載してください。あわせて、制作会社に提案してほしい項目と評価基準も作成してください。

手順3. 事実・数字・制約条件を確認する

生成された文章は、そのまま提出せず、関係部署で確認します。特に予算、納期、ページ数、機能、契約、セキュリティ、個人情報、システム連携は、担当者が事実確認してください。

手順4. 制作会社が提案できる余地を残す

生成AIは依頼内容を細かく整理できますが、細部まで指定すると制作会社の企画力を評価できなくなります。課題と必須条件は明確にし、サイト構成、導線、コンテンツ、技術選定などは「提案希望」とする範囲も設けましょう。

RFP作成でよくある失敗

目的よりデザインの好みを優先する

「おしゃれにしたい」「動きを増やしたい」だけでは、成果につながる提案を受けにくくなります。デザイン要望の前に、誰に何を伝え、どの行動につなげたいかを記載してください。

予算を伝えず提案を依頼する

予算が不明なままでは、制作会社ごとに想定する制作範囲が変わり、提案や見積もりを比較しにくくなります。上限、目安、予算帯のいずれかを共有しましょう。

現行サイトの課題を感覚だけで記載する

「問い合わせが少ない」「使いにくい」といった感覚に加え、アクセス数、問い合わせ数、更新にかかる時間、社内から寄せられる意見などを添えると、課題の優先順位を判断しやすくなります。

すべてを必須要件にする

機能を盛り込みすぎると、予算とスケジュールが膨らみます。Must・Want・提案希望に分類し、段階的な公開や将来拡張も含めて提案を受けましょう。

提案会社ごとに異なる情報を渡す

制作会社ごとに前提条件が異なると、公平な比較ができません。質問への回答や追加資料は原則として全社へ共有し、提出期限と条件を揃えます。

社内合意を取らずにRFPを送る

提案後に目的・予算・ページ構成が大きく変わると、再提案が必要になります。経営者、営業、広報、採用、情報システムなど、関係者の意見をRFP送付前に整理してください。

著作権・アカウント・納品物を確認しない

公開後に自社で運用するため、デザインデータ、原稿、写真、ソースコード、CMS、ドメイン、サーバー、解析ツールの管理権限と納品範囲を確認します。第三者素材や有料サービスの利用条件も提案書へ記載してもらいましょう。

RFPを制作会社へ送る前のチェックリスト

  • 制作の背景と目的が具体的に書かれている
  • 主要ターゲットと問い合わせ・応募などのゴールが明確である
  • 制作対象ページとコンテンツ担当が整理されている
  • 機能要件と非機能要件が分けられている
  • Must・Want・提案希望の優先順位が付いている
  • 予算帯と公開希望日が記載されている
  • リニューアルの場合は現行URLとアクセスデータを用意している
  • 提案書・見積書に記載してほしい内容を指定している
  • 評価基準と選定スケジュールが決まっている
  • 質問方法と回答期限が決まっている
  • NDAや機密情報の扱いを確認している
  • 社内の関係者と決裁者が内容を確認している

RFP送付から制作会社決定までの流れ

RFP送付からホームページ制作会社決定までの流れ

  1. 候補会社を選ぶ:実績、対応範囲、体制を確認し、提案を依頼する会社を絞ります。
  2. RFPを送付する:全社へ同じ資料、提出期限、質問方法を案内します。
  3. 質問を受け付ける:重要な回答は他の候補会社にも共有し、前提条件を揃えます。
  4. 提案書・見積書を受領する:未記載項目や追加費用条件も確認します。
  5. プレゼン・面談を行う:提案内容に加え、担当者との意思疎通や進行体制を確認します。
  6. 評価表で採点する:複数の社内担当者で点数と評価理由を記録します。
  7. 条件確認・契約を行う:制作範囲、納期、費用、成果物、権利、保守条件を確定します。

提案期間は案件規模や依頼内容によって異なります。制作会社が現状分析や体制調整を行えるよう、無理のない提出期間を設定してください。

RFPが完成していなくても制作会社へ相談できる

RFPは制作会社選定を円滑にする文書ですが、発注側だけで完璧に作る必要はありません。特に初めてホームページ制作を担当する場合は、ページ数、CMS、SEO、サーバー、運用方法などを自社だけで判断するのが難しいことがあります。

その場合は、現状の課題・目的・予算・希望時期を整理した簡易版を用意し、候補会社へ要件整理から相談してください。制作会社のヒアリング力や課題整理力も、選定時の重要な評価材料になります。

ファーストネットジャパンのホームページ制作支援

ファーストネットジャパンは、1998年創業・大阪市中央区に拠点を置くWeb制作会社です。4,000件超の制作実績をもとに、企画・設計・制作から公開後の運用改善まで一貫してサポートします。

  • RFP作成前の課題整理・要件整理
  • コーポレートサイト、採用サイト、ECサイト、ランディングページ制作
  • WordPress構築、CMS開発、外部システム連携
  • SEO、アクセス解析、Webマーケティング
  • 英語・多言語ホームページ制作と翻訳
  • 公開後の保守・更新・改善支援
  • AI接客ホームページの企画・導入

「まだ要件が固まっていない」「複数の要望をどう整理すればよいかわからない」という段階でも構いません。まずはお気軽にご相談ください。

会社名 株式会社ファーストネットジャパン
所在地 大阪市中央区南久宝寺町1-7-10 シャンクレール南久宝寺201
設立 2004年12月(1998年8月創業)
URL https://gelatocms.com/

【関連記事】
ホームページ制作・リニューアルサービス
ホームページ制作の見積もりと費用内訳
ホームページリニューアルの手順と進め方

よくある質問

Q. ホームページ制作でRFPは必ず必要ですか?

必須ではありませんが、複数の制作会社へ提案や見積もりを依頼する場合は作成をおすすめします。最低限、制作目的、対象範囲、必要な機能、予算、公開希望日の5項目を整理すると、提案条件を揃えやすくなります。

Q. ホームページ制作RFPは何ページ必要ですか?

案件規模によって異なりますが、小規模なホームページならA4用紙1〜3枚程度の簡易版でも利用できます。ページ数よりも、目的、制作範囲、機能、予算、スケジュール、選定条件が明確であることが重要です。

Q. RFPに予算を書いたほうがよいですか?

予算の上限、目安、予算帯のいずれかを記載することをおすすめします。予算がわかると、制作会社は必須要件とオプションを分けて現実的な提案を作りやすくなります。

Q. RFPと要件定義書の違いは何ですか?

RFPは制作会社を選ぶ前に、提案と見積もりを依頼するための文書です。要件定義書は契約後に、発注側と制作会社が実現する機能や品質、制作範囲を合意するために作成します。

Q. ホームページリニューアルのRFPで特に必要な情報は何ですか?

現行サイトのURL一覧、GA4とSearch Consoleのデータ、既存コンテンツの扱い、ドメインとサーバーの契約状況、URL移行と301リダイレクト、公開切替の条件を追加してください。

Q. RFPが未完成でもファーストネットジャパンへ相談できますか?

相談できます。制作目的、現在の課題、予算、希望時期がわかれば、ヒアリングを通じてページ構成、機能、運用方法などを整理し、RFPや要件整理の段階からサポートします。まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

ホームページ制作のRFPは、発注側の要望を一方的に指定する書類ではなく、制作会社から自社の課題に合った提案を受けるための土台です。

  • 最低限、目的・対象範囲・機能・予算・公開希望日の5項目を整理する
  • 詳細版は7つの大分類と17項目で構成する
  • 機能要件だけでなく、速度・セキュリティ・運用などの非機能要件も記載する
  • 要件はMust・Want・提案希望に分ける
  • 制作会社は価格だけでなく、課題理解・企画・体制・公開後支援を評価する
  • リニューアルでは、既存URL・解析データ・サーバー・移行条件を追加する
  • RFPが未完成でも、課題整理の段階から制作会社へ相談できる

ファーストネットジャパンでは、RFP作成前のヒアリングから、ホームページの企画・制作・システム構築・SEO・保守・運用改善まで一貫して対応しています。「何を依頼すべきか整理できていない」という段階でも、まずはお気軽にご相談ください。

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1998 年創業時からアプリ開発・Web マーケティング・フルリモート SES・ホームページ制作・翻訳・グラフィックデザインなど幅広い IT/クリエイティブ領域を手がけ、4,000 件超のプロジェクトを統括。セキュリティ対策・SEO・システム開発から中小企業のWeb戦略支援まで、技術とデザインの両面でクライアントの課題解決を27年以上にわたり支援してきた。
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