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Yahoo!広告とは?広告の始め方や種類や特徴、設定方法まで徹底解説

  • WEBマーケティング

最終更新日:2024年11月29日

yahoo!広告

「Web集客施策の一環としてYahoo!広告を新たにスタートしたい」と検討中の企業やお店経営の方も多いのではないでしょうか。

Yahoo!広告はWeb広告の一種であり、日本国内で最大規模のポータルサイトで検索エンジンとしても機能しているYahoo! JAPANが提供しているインターネット上の広告プラットフォームです。Webマーケティングにおける広告プラットフォームとは、インターネット上の広告配信から分析・管理・最適化を目指すためのシステムやツール環境、配信先のネットワークです。Yahoo!広告を上手に活用することで、多彩なWebメディアを経由して効果的な販促活動を行うことができます。

そこで、この記事ではYahoo!広告の特徴と種類・メリット・デメリット・注意点・始め方・設定方法について詳しく解説します。これからYahoo!広告の出稿について検討中の方、Yahoo!広告の仕組みを知っておきたい方もぜひ最後までお読み下さい。

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CONTENTS

Yahoo!広告の特徴・種類について

Yahoo!広告とは何か

Yahoo!広告とは日本国内で最大規模を誇るYahoo! JAPAN (ヤフージャパン) のポータルサイトに広告を掲載・配信するWebサービスです。Yahoo! JAPANの月間アクティブユーザー数は約8,500万人にも達しており、パソコン・スマホ・タブレットによる通信端末で、日本国内のユーザーがアクセスしています。

Yahoo! JAPANはGoogleと同様に検索エンジンとしての役割も果たしており、Yahoo! JAPANをブラウザのホームページに設定しているユーザーも多く、日常的に活用しています。インターネット上で運用型広告によるWebマーケティングに注力するのであれば、Yahoo!広告を活用する価値は十分にあると考えられます。

Yahoo!広告 配信メニューの種類

Yahoo!広告の配信メニューは、検索広告とディスプレイの2つのタイプに区分されています。ここではYahoo!広告における検索広告とディスプレイの特徴と種類について詳しく解説します。

検索広告【YSA (Yahoo! Search Ads)】

Yahoo!広告の配信メニューのひとつである検索広告とは、ポータルサイト・検索エンジンのYahoo! JAPAN、またはYahoo!のトップページの検索窓でユーザーが特定のキーワードで検索した時に、検索結果の画面に掲載される広告です。

Yahoo!広告の検索広告では、ユーザーが検索窓に入力したキーワードの内容に見合う広告が掲載される仕組みとなっています。そのため、常にYahoo! JAPANのポータルサイトで検索して商品やサービスを探すユーザー向けに、最適な広告を配信することができます。

「このようなサービスを求めている」「このような商品を購入したい」「今はまだ検討中だがいずれは買いたい」というユーザーに向けて、直接的にアピールできます。検索する段階では商品の購入を戸惑っていた場合でも、配信された広告を閲覧することで商品の良さを知って購入の意思が固まり、成約率を高める効果が期待されます。

Yahoo!広告の検索広告にはクリック課金システムが採用されているため、ユーザーが広告をクリックすることで課金される仕組みです。キーワード検索で検索結果画面に表示されただけでは、とくに費用の発生はありません。

ディスプレイ広告【YDA (Yahoo Display Ads)】

Yahoo!広告のディスプレイ広告は、ポータルサイトYahoo! JAPANのトップページや提携パートナーサイトに表示されます。ディスプレイ広告ではテキスト広告だけではなく、画像・動画による広告も掲載できます。

2023年10月にYahoo!とLINE (ライン) の経営統合にともない、LINEの広告枠にも画像や動画形式によるディスプレイ広告が掲載されるようになりました。Yahoo!広告のディスプレイ広告のことを従来はYahoo! Display Ads Network (YDN) の名でしたが、2020年よりYDA (Yahoo Display Ads) と名称変更されました。

Yahoo!広告のディスプレイ予約型と運用型

Yahoo!広告のディスプレイ広告では、さらに予約型と運用型の2つのタイプに細分化されています。

予約型

Yahoo! JAPANのポータルサイトでもっとも目立つ位置に広告を配信したいのであれば、予約型がおすすめです。商品やサービスの認知度を高める効果が期待されます。ただし、予約型では広告掲載自体に費用が発生する仕組みとなっています。

運用型

一方、検索キーワード・閲覧履歴・ユーザー属性などのデジタルデータを基に広告を配信して、コンバージョン率アップを狙うなら運用型が適しています。運用型ではクリック課金が採用されているため、広告掲載によって費用が発生することはありません。

ただし、運用型では広告費が変動しやすいため、広告出稿後の運用状況や効果検証を入念に行う必要があります。

Yahoo!広告とGoogle広告との違い

Yahoo!広告とよく比較対象になるのがGoogle広告で、双方とも検索エンジンによるWebサービスとWeb広告サービスを提供していることでは共通していますが、それぞれ異なる特徴があります。

広告の掲載先の違い

Google広告の主な掲載先は以下の通りです。

  • Googleの検索エンジンの検索結果
  • 地図検索サービスのGoogle Map (グーグルマップ)
  • 動画サイトのYouTube (ユーチューブ)
  • フリーメールサービスのGmail (ジーメール)
  • デジタルコンテンツやアプリ提供のオンラインショップGoogle Play
  • Googleと提携するパートナーサイト・パートナーアプリ

一方、Yahoo!広告の主な掲載先は以下の通りです。

  • ポータルサイトYahoo! JAPANの検索結果
  • Yahoo!ニュースやYahoo!知恵袋などYahooが提供するWebコンテンツ
  • Yahoo!のネットワークパートナー

広告申し込みから審査結果までの日数

Google広告への申し込みから審査結果までの日数は通常1営業日以内、Yahoo!広告は3営業日以内となっています。

広告配信対象となる国や地域の違い

項目 /広告サービス名 Yahoo!広告 Google広告
広告配信の対象となる国・地域の設定 都道府県・市区町村単位で設定可能
広告配信エリアは国内のみ
国・都道府県・市区町村単位で設定可能
海外への広告配信にも対応
地域ターゲティングの設定 キャンペーン単位または広告グループ単位で広告を表示 対象となる地域に居住するユーザーや対象地域に関心のあるユーザーに広告を表示
郵便番号や地域コードの指定で特定のエリアに限定して広告表示できる

Yahoo!広告の料金体系・課金方式

Yahoo!広告の料金体系・課金方式は広告のタイプによってもさまざまな違いがあります。

クリック課金

クリック課金とはインターネット上に表示されたYahoo!広告をユーザーがクリックした時に費用が発生する仕組みです。広告が表示されていてもクリックしない限りは、費用は発生しません。クリック課金は検索広告・ディスプレイ広告の双方に対応可能です。

ビューアブルインプレッション課金

ビューアブルインプレッション課金とは、インターネット上にYahoo!広告が掲載された回数に応じて費用が発生する仕組みです。広告が1,000回表示されるごとにかかる費用のことを『CPM単価』と言います。また、ビューアブルインプレッション課金は、ディスプレイ広告で対応可能です。

動画再生課金

動画再生課金とは読んで字の如く、動画広告の再生回数によって費用が発生する仕組みです。動画再生課金はディスプレイ広告のみの採用で、動画広告の視聴時間には基準が設けられています。動画広告が10秒以上再生されなかった場合は費用の発生はありません。

Yahoo!広告を活用すべきおすすめのシーン

Yahoo!広告を積極的に活用すべきおすすめのシーンには、以下のような事例があります。カッコ内にはおすすめの理由を掲載しています。

  • Google広告で運用していて十分な成果が得られない場合
    (それぞれ配信先が異なるためアプローチが可能となるユーザー層も異なる)
  • 信頼性と安全性の高いWebサイトにのみ広告を配信したい場合
    (厳格な審査で信頼できるWebサイトのみ広告配信・24時間体制の巡回セキュリティ対策で安全性を確保)
  • 商品の購入やサービスの利用をおすすめするターゲットの年代層が高い場合
    (Yahoo!では若年層よりも40代以上のユーザー数が多い傾向にある)

Yahoo!広告の運用効果を上げるための3つの施策

「Yahoo!広告を出稿すればWeb集客に成功する」と確約されるものではありません。
広告運用の成果を得るために、以下の3点に注力してみて下さい。

  • 定期的に分析や効果測定を行い問題点や改善ポイントを見つける
    (課題が見つかったら即改善でWeb集客の効果が期待できる)
  • ユーザーの興味を惹く魅力的な文章やキャッチコピーを作成する
    (訪問ユーザーを増やしてコンバージョン率を高める効果)
  • 広告文の見出しや文章にはキーワードを挿入する
    (キーワードと広告の関連性を高める効果)

Yahoo!広告で運用する6つのメリットとは

Yahoo!広告のメリット

基本料金なし・最低出稿金額の縛りなし【低コストで広告運用】

Yahoo!広告は基本料金の設定や、広告の最低出稿金額の縛りがありません。検索広告やディスプレイ広告では、月間広告費や1クリックごとの上限額を任意に設定することができます。宣伝広告の初期費用を抑え、低コストで広告運用できるのが大きなメリットです。

Yahoo! JAPANのWebサービスやLINE広告の配信面にも掲載できる

2023年10月にSNSサービスでおなじみのLINE株式会社との合併により、LINEヤフー株式会社に名称変更されました。Yahoo! JAPANをはじめとするYahoo!のWebサービスに加え、Yahoo!広告をLINE広告の配信面にも掲載できるようになり、広告の宣伝範囲が拡大されました。

安全性と信頼性の高いWebサイトに掲載される

Yahoo!広告は個人のWebサイトやブログへの配信は不可となっています。Yahoo!広告の掲載先はYahoo! JAPANのポータルサイトをはじめ、Yahoo!と提携するWebサイトに限られます。広告出稿の申し込み後には厳正な審査が実施され、信頼性と安全性の高いWebメディアに掲載されます。

データに基づいたターゲティングが可能

Yahoo! JAPANで検索されたキーワードや、ユーザーの行動パターン・趣向などのデータに基づいたターゲティングで広告配信ができるのもYahoo!広告ならではの強みです。

Yahoo!広告はリターゲティング広告との相性抜群

Yahoo! JAPANのポータルサイトから特定の商品名を入力して検索結果が出て、その後、再びYahoo! JAPANのトップページを表示すると、広告枠にその商品名の広告が表示されることがあります。このように以前1度Webサイトに訪問したユーザーに向けて、広告を配信するWebマーケティング手法のことをリターゲティング広告と言います。

Yahoo!広告はリターゲティング広告との相性も良く、複数回に渡って同じ広告が表示されることで、ユーザーの興味関心が高まり、購入に直結する見込みもあります。

サポート体制が充実

初めてYahoo!広告を出稿する場合、どのような手順で進めれば良いのか戸惑い、初期設定の操作の仕方や管理画面の使い方がわからないなど、さまざまな疑問点が出てきます。

Yahoo!広告ビギナーの方は、LINEヤフーfor Businessの公式サイトから「公式ラーニングポータル」のWebページにアクセスすると、広告出稿・運用に関する基礎知識を無料で学べます。

すでに広告を出稿した方は「Yahoo!広告を利用中のお客様専用問合せ」のWebページから、電話・チャット・メールフォームでアドバイザーへの相談もできます。

Yahoo!広告の始め方・設定方法・手順

Yahoo!広告の始め方

Yahoo!広告の申し込みから運用を始めるまでの手順は以下の通りです。

  • ログイン・Yahoo!広告の申し込み
  • Yahoo! JAPANビジネスアカウント取得の手続きを行う
  • 運用方法を選択【らくアド or 広告管理ツール】
  • 広告運用の料金支払い方法を設定する
  • Yahoo!広告を作成して審査・運用開始

ログイン・Yahoo!広告の申し込み

ポータルサイトのYahoo! JAPANにアクセスして、ログインします。Yahoo! JAPANのIDを取得していない場合は、「ID新規取得」を選択して、アカウント取得の手続きを行います。

Yahoo! JAPANと、広告専用のYahoo!広告のサービスサイト「LINEヤフー for Business」 とはそれぞれIDが異なり、双方のIDが必要となりますのでご注意下さい。「LINEヤフー for Business」のトップページから「Yahoo!広告をはじめる」のボタンをクリックして、Yahoo! JAPANのIDを入力します。

Yahoo! JAPANビジネスアカウント取得の手続きを行う

画面の指示に従い、会社情報・管理者情報・認証情報を入力して、内容を確認して間違いがなければ「お申し込み」をクリックします。本人確認の手続きとして携帯電話番号とメールアドレスの認証を行い、ショートメールを受信したらコードを入力して認証手続き完了となります。

登録したメールアドレスに「Yahoo!広告アカウント開設完了」と「LINEヤフー for Bisiness 連携完了」のお知らせが届きます。

運用方法を選択【らくアド or 広告管理ツール】

Yahoo!広告では「らくアド」「広告管理ツール」の2パターンの運用方法があります。Web広告運用のビギナーや運用管理の手間を省きたい方には、簡単な質問で広告文を自動作成して運用管理までワンストップの「らくアド」がおすすめです。

オリジナルの文章で広告を出稿したい方、キーワード設定やクリック単価 (CPC) など細部にまで徹底的にこだわる方は、広告管理ツールを利用すると良いでしょう。

広告運用の料金支払い方法を設定する

広告運用では検索広告・デイスプレイ広告のいずれかを選択して、広告運用の料金支払い方法を設定します。銀行振込の場合は入金確認後、アカウント残高の反映までには3営業日程度かかります。広告運用を今すぐスタートしたい方はクレジットカード決済を選んでおくと良いでしょう。

Yahoo!広告を作成して審査・運用開始

運用する広告の手法を選択して「キャンペーン管理」のタブを選択すると、広告の新規作成画面に切り替わります。広告を作成して申し込み手続きが完了すると審査が実施されます。審査をクリアすれば広告配信と運用が本格的に開始となります。

Yahoo!広告運用における4つのデメリット・注意点

Yahoo!広告のデメリット

管理画面が複雑でWeb広告運用ビギナーにはわかりづらい

Yahoo!広告でディスプレイ広告と検索広告の双方ともに同時進行で運用する場合、各広告で管理画面が区分されています。広告の種類別に管理画面が異なるため、広告運用に慣れていないビギナーにはわかりづらく、運用管理が難しいです。

審査のハードルが高い

Yahoo!広告はGoogle広告と比較すると審査のハードルが高く、厳格な審査基準が設けられています。出稿の申し込み手続きを行う前には必ず、「Yahoo!広告ヘルプ」のページから広告掲載基準とガイドラインについて確認しておいて下さい。

広告の中身が検索キーワードに沿った内容になっているかどうか、誇大な表現や虚偽の内容、誤解を招く内容になっていないかどうか、事前にご確認下さい。

Google広告と比較すると検索量が少ない傾向にある

Google広告の検索広告と比較すると、Yahoo!広告は検索量が少ない傾向にあります。その理由として、Yahoo!よりもGoogleのシェアが圧倒的に高いことが挙げられます。

ただし、各検索エンジンのユーザー層には違いがあり、Googleは20代から40代、Yahoo!は40代以上の中高年代層のユーザーが多いです。この特徴を活かしてYahoo!広告とGoogle広告との併用で、幅広い年代層にアピールするのも有効策のひとつです。

クリック単価変動の関係で運用費が高額になることがある

Yahoo!広告をクリック課金で運用する場合、キーワードの検索料などの関係でクリック単価 (CPC) が変動する仕組みです。そのため、指定するキーワードによってはクリック単価が上がり、運用費が高額になることがあります。

一方、検索量が少ないキーワードを指定する場合はクリック単価 (CPC) が低くなりますが、検索数が減少すると結果的にWeb集客の成果が得られにくくなるのがデメリットです。

Yahoo!広告とは?広告の始め方や種類や特徴、設定方法まで徹底解説 まとめ

この記事ではYahoo!広告の特徴と種類、申し込みから広告運用開始までの流れ、Yahoo!広告で運用するメリット・デメリット・注意点について解説しました。

Yahoo!広告はYahoo! JAPANニュース・Yahoo!マップ・Yahoo!天気・Yahoo!メールなど、Yahoo!関連のWebサイトやLINEアプリに掲載されます。国内で多くのユーザーに広告を配信して幅広い年代層に向けてアプローチすることで、Web集客の業務効率化を図り、潜在顧客の掘り起こしが可能となります。

広告配信の経験が浅く、運用管理が難しい場合はWebマーケティングやWeb広告運用専門の会社に一任する選択肢もあります。

ファーストネットジャパンではYahoo!広告をはじめとするWeb広告や、SNS広告の集客施策に精通しています。戦略立案から広告制作・運用管理・効果検証・改善策の実施まで、ワンストップでサポートします。広告運用に関するお困り事があれば、メールフォームからお気軽にご相談下さい。

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