インスタ広告の料金プランを解説！最適な選択をするためのポイントは？

「お店やブランドの販促活動の一環としてインスタ広告 (Instagram広告) の出稿を考えているけれど、料金体系や費用感がわからない」「インスタ広告の種類や運用するメリットを知りたい」という方も多いのではないでしょうか。

インスタ広告とはSNS広告の一種で、写真・動画・画像の投稿や閲覧ができるインスタグラムから配信される広告です。インスタ広告には複数の種類があり、広告掲載の目的・用途・目標・求める効果に合わせて、最適な宣伝手法を選定する必要があります。

そこで、この記事ではインスタ広告の料金プラン・費用相場・課金方式についてご紹介します。インスタ広告で運用するメリット・デメリット・注意点、インスタ広告で最適な選択をするための重要ポイントや、費用対効果を最大化させるための秘訣も詳しく解説します。

インスタ広告の運用を検討中の方、これまでWeb広告による運用経験がある方もぜひ最後までお読み下さい。

インスタ広告の特徴・種類

インスタ広告とは何か

インスタ広告 (Instagram広告) とは、動画・写真・画像などのビジュアルコンテンツを投稿・共有するSNSであるインスタグラム(Instagram) に、画像や動画によるWeb広告を配信するサービスです。

インスタ広告はFacebookを運営するMeta社との連携による広告プラットフォームで、商品やブランドの認知度向上・販促活動・Web集客施策など多彩な目的で活用されています。

インスタ広告は6種類

インスタ広告の種類と広告宣伝手法は以下の6種類です。各広告の特徴を詳しく見ていきます。

画像広告

6種類のインスタ広告のうち、もっともシンプルなタイプの広告と言えば画像広告です。基本的に1枚の静止画像のみで構成されており、インスタグラム内の広告枠に掲載されます。

動画広告

インスタ広告における動画広告とは、動画・音声・テキスト (文字・文章) によって構成されたWeb広告です。

視覚・聴覚によるアピールが可能で、静止画像で構成された画像広告と比較すると、より多くの情報をユーザーに伝えることができます。動画広告の配信時間は最大60秒、最大ファイルサイズは4MBです。

コレクション広告

コレクション広告は画像や動画、サブ画像との組み合わせによる広告フォーマットです。1つの広告枠に複数の商品画像を表示できるため、多くの情報をユーザーにアピールできます。認知度向上や売上増加を目指す企業やアパレルブランドに最適です。

ストーリーズ広告

インスタグラムのストーリーズ枠に配信される広告のことをストーリーズ広告と言います。静止画像や動画によるストーリーズ広告の掲載時間は最大15秒です。ストーリーズ枠に投稿された内容は24時間後に自動的に削除される仕組みですが、ストーリーズ広告は削除されることなく、常に配信されます。

発見タブ広告

インスタグラムで投稿検索を行う際に、ユーザーがこれまでにフォローした投稿や「いいね」を選んだ投稿のデータから、ユーザーの関心に基づいて最適な投稿が自動的に表示されます。これを発見タブ広告と言い、発見タブ内で表示された画面から下にスクロールすると、時系列によるタイムライン形式で広告が表示される仕組みです。

カルーセル広告

1つの広告枠に複数の動画や写真がスライド形式で表示される広告のことをカルーセル広告と言います。カルーセルとは英語で「carousel」と表記し、「回転台」「回転式」「回転木馬」を意味する単語です。

カルーセル広告の画面上をスワイプさせると、次の画面に切り替わります。1つの商品やサービス内容をより詳しく紹介したい場合や、複数の商品を1度にまとめて紹介したい時には、カルーセル広告が適しています。

インスタ広告の料金プラン・費用相場・課金方式

インスタ広告を出稿する前に、広告宣伝費がどの程度かかるのか費用感を把握しておく必要があります。ここではインスタ広告の料金プラン・費用相場・課金方式について詳しく見ていきます。

クリック課金【CPC (Cost Per Click）】

インスタ広告におけるクリック課金のことをCPC方式 (Cost Per Click）と言い、広告が1回ずつクリックされるたびに費用がかかる課金方式です。クリック1回あたりの費用相場は40円から100円程度です。

クリック課金の場合、インスタグラムに広告が表示されても費用の発生はなく、広告がクリックされた回数によって料金が決定される仕組みです。広告運用の段階において商品やサービスの認知度が一定以上の水準に達していて、今後はさらに売上を伸ばしたい時にクリック課金を活用すると効果的です。

再生数課金【CPV (Cost Per View)】

インスタグラムに配信された広告動画の再生回数に応じて料金が決定される仕組みのことを再生数課金と言います。広告動画1回あたりの再生にかかる視聴単価のことをCPV (Cost Per View) と言い、再生数課金の費用相場は4円から7円程度です。

ただし、動画広告の視聴時間が短い場合は課金対象とはなりません。ユーザーが動画を10秒以上、または動画を最後まで視聴した場合のみ課金される仕組みです。

インプレッション課金【CPM (Cost Per Mille)】

インスタグラムに広告が表示された回数によって料金が決定される仕組みのことをインプレッション課金と言います。

広告表示1,000回あたりの単価はCPM (Cost Per Mille) で表し、CPMの費用相場は広告媒体の種類によって格差が生じます。広告が1回表示されただけでは、どの程度の宣伝効果があるのか見極めるのが難しいため、基本的に1,000回が1単位となっています。

インプレッション課金は他の課金方式と比較すると低コストで、表示回数が多くなるにつれてアピールする機会が増えるため、商品・ブランド・サービスの認知度向上の効果が期待できます。インプレッション課金の費用相場は、1,000回表示ごとに500円から3,000円程度です。

アプリインストール課金【CPI (Cost Per Install)】

インスタ広告を経由してアプリがインストールされた時に課金される仕組みのことをアプリインストール課金と言います。

1回ごとのインストールにかかった平均費用はCPI (Cost Per Install）で表し、費用相場はインストール1回につき100円から250円程度です。アプリがインストールされなかった場合、費用の発生はありません。

インスタ広告で広告運用する5つのメリット

安心の低コストでWeb広告を配信できる

インスタ広告で広告運用を行うメリットとして、少ない費用でWeb広告を配信できることが挙げられます。インスタ広告の最低出稿金額は1日あたりわずか100円で、予算の上限を任意で設定できるため、無理のない予算で手軽に始められます。

画像や動画による広告でビジュアルアプローチができる

インスタ広告は他のWeb広告と比較すると画像・写真・動画中心であるため、視覚的にアピールできるのが強みです。商品やサービスの持ち味や魅力を文章で表現するよりも、ビジュアルで配信することでユーザーに強いインパクトを与えることができます。

さまざまな条件でターゲティング設定が可能

インスタ広告は年代・性別・居住する地域など、ユーザー属性に基づいたターゲティング設定が可能です。高精度なターゲティングにより、特定の商品やサービスに関心を持つユーザーに向けて広告配信することで、効果的にアプローチできます。

広告の種類が豊富で用途・目的・目標に応じて最適な配信手段を選べる

インスタ広告は画像広告・動画広告・コレクション広告・ストーリーズ広告など、多彩なタイプの形式があります。商品・サービスの特徴や用途・目的・目標に応じて、最適な配信手段を選ぶことができます。

Facebookとの連携で認知度の拡大化を図りフォロワーを増やせる

インスタ広告とFacebookとの連携により、商品やサービスの認知度拡大化を図り、広告の閲覧回数やフォロワーを増やす効果も期待できます。インスタ広告とFacebookを紐付けしておくことで、インスタグラムのプロフィールやショッピング機能に関する編集の操作をFacebookで行うこともできます。

インスタ広告で広告運用する3つのデメリット・注意点

インスタ広告を出稿する前に、デメリットや注意点について理解しておいて下さい。

競合が激しい

インスタ広告は低価格で手軽に運用できるのが大きなメリットですが、国内で多くの企業やお店が販促活動の一環として活用しているため、宣伝する商品やサービスの内容によっては競合が激しくなることもあります。他社・他店との差別化を図り、効果的にアプローチするための戦略を練ることも重要です。

運用開始から短期間で認知度向上の成果を得るのは難しい

インスタ広告を運用スタートしてから、短期間で商品やブランドの認知度向上の成果を得るのは難しいです。長期的なスタンスで広告運用を継続することが肝心です。

短期間で認知度を上げたい場合は別の広告媒体も合わせて活用するなど、インスタ広告と併用して進めるのも1つの戦略です。具体的な事例を挙げると、LP (ランディングページ) の運営とインスタ広告運用を併用するなどの方法があります。

ユーザーにストレスを与えエンゲージメント率が下がる可能性がある

インスタ広告は画像や動画で視覚的に訴求できるのが大きなメリットではありますが、ユーザーが広告を見るのが煩わしくなり、ストレスを与える可能性があります。広告を見るのに疲れてしまうとエンゲージメント率の低下を招く可能性もあります。

エンゲージメント率とはSNSの広告や投稿を見てユーザーが反応を示した割合を指し、効果測定を行う際に重要な指標となります。

インスタ広告で最適な選択をするためのポイント・費用対効果を最大化させる秘訣とは

インスタ広告はただやみくもに運用すれば良いというわけではなく、できるだけ広告運用の費用を安く抑えて、Web集客と売上増加の効果を最大化させることが狙いです。

ここでは、インスタ広告の運用で失敗しないために、最適な選択をするためのポイントや費用対効果を最大化させる秘訣について詳しく解説します。

適切な予算を設定する

インスタ広告の出稿手続きを行う前に、広告運用でどの程度の費用をつぎ込むのか、適切な予算を設定します。インスタ広告の最低出稿金額は1日あたり100円で、任意で設定した予算に応じて広告を配信する仕組みです。

Web広告の運用経験が浅い方や、低コストで運用を継続したい方は1日あたり100円からで試してみると良いでしょう。少額で運用してみてしばらく様子を見て、ある程度の期間が経過したら効果検証を行い、運用の結果に基づいて少しずつ予算を増やすなど、臨機応変に対応してはいかがでしょうか。

販促の対象となるターゲットの明確化

インスタ広告に限らず、さまざまな広告媒体でWeb集客の成果を上げるためのファーストステップとして、販促の対象となるターゲットを明確にしておくことが重要となります。宣伝したい商品やサービスの特徴を見極めた上で、年代・性別・興味関心など、ターゲット層の属性を細かく設定することによって効果的にアピールできます。

仮にターゲティングを行わなかった場合は、不特定多数のユーザーにインスタ広告が配信されるため、余分な費用をつぎ込んでしまう結果となります。

ターゲティングを丁寧に行うことで購入見込みのあるユーザーに的を絞り込むことができるため、広告宣伝のコストを最小限に抑えることができます。

クオリティの高いインスタ広告を作成する

高い費用対効果を得るためには、クオリティの高い広告を作成することが重要となります。広告媒体となる写真や画像の一部にぼやけ・かすみなどの不具合があると、画質が低下して、商品の見栄えが悪くなってしまいます。あまりにもけばけばしい色や暗い色だと商品のイメージが悪くなり、ユーザーにストレスを与えることもあります。

インスタ映えを意識して色彩豊かな画像やおしゃれな雰囲気の写真だと、ユーザーの好感度も上がります。配色のバランスや画像の見やすさを考慮して、クオリティの高いインスタ広告を作成して見栄えを良くすることで、ユーザーの興味関心を引き寄せることができます。

キーワード設定で# (ハッシュタグ) を活用

インスタグラムをはじめとするSNSでは# (ハッシュタグ) を活用して、特定のキーワードで検索することが多いです。# (ハッシュタグ) を活用することで、特定のキーワードから検索してたどり付いたユーザーに興味深い内容の投稿やインスタ広告が表示されるようになります。

インスタ広告の出稿で商品・ブランド・サービスの認知度向上を実現するためにも、キーワード選定は重要な要素となりますので、積極的に# (ハッシュタグ) をご活用下さい。

「キャンペーン予算の最適化」の機能を活用

インスタ広告運用の成果を上げるために、「キャンペーン予算の最適化」を活用するのもおすすめポイントです。

インスタ広告運用における「キャンペーン予算の最適化」とは、インスタグラムで複数の広告を合わせて出稿・運用している場合に、その中でパフォーマンスの良い広告を優先して費用がかけられるように自動的に調整する機能です。「キャンペーン予算の最適化」機能を活用することで、運用効果が得られない広告の配信が極力抑えられ、余分なコストを抑えられます。

リターゲティングの活用

リターゲティングとは追跡型広告とも呼ばれており、インスタ広告をはじめとするさまざまなWeb広告において、過去に自社のWebサイトを訪問したユーザーに、再び同じ商品やサービスの広告を表示する宣伝手法です。

リターゲティングの有効活用によって多くの見込み顧客に向けて広告配信ができるため、商品の購入・サービス契約の行動に繋がる可能性が高くなります。

PDCAサイクルを回してテスト・継続的な改善施策を行う

インスタ広告を出稿したらそれで完結するのではなく、ここからが広告運用の新しいスタート地点となります。広告運用を失敗に終わらせないためには、PDCAサイクルを日常的に回していくことが肝心です。

PDCAの「P」は英語で「計画」を意味する「Plan」 (プラン) の頭文字、「D」は「実行する」の意味を持つ「Do」の頭文字、「C」は「Check」 (チェック) で「確認」「検証」を意味します。「A」は「Action」で「行動」「活動」という意味もありますが、このPDCAサイクルでは主に「改善」を意味します。

広告運用などのWebマーケティングでは、「計画・実行・確認 (検証) ・改善」のPDCAサイクルを回して効果検証を行い、見直しポイントを発見して早期改善を行うことが重要となります。

たとえばインスタ広告を運用していて連携するWebサイトへのアクセス数やフォロワー数が増えないなど、一定の目標を達成できない場合に、その原因を究明して見直しを行い、適切な改善施策を行うことでより良い成果に繋げることができます。

インスタ広告・SNS運用代行ならファーストネットジャパン【全国対応】

インスタ広告をはじめとするSNS広告の出稿・運用に関するお困り事やご要望がありましたら、大阪・東京のファーストネットジャパンまでお気軽にお問い合わせ下さい。

メールフォームからのお問い合わせは24時間いつでもOK

ファーストネットジャパンではメールフォームからのお問い合わせは24時間対応です。大阪市と東京都に事業拠点がありますが、特定の地域に業務エリアを限定することなく、全国各地に対応可能です。

Web集客・Webマーケティング専門の会社として20年以上の確かな実績【ワンストップ対応】

ファーストネットジャパンではWeb集客・広告運用などのWebマーケティング専門の会社として20年以上の実績があります。

長年に渡る豊富な経験と幅広い知見により、広告運用の企画・戦略立案・制作・運用・コンサルティングまで、Webマーケティングにおけるすべてのプロセスをワンストップで対応します。

SNS広告運用における多彩なWebサービスを提供

「インスタ広告などのSNS広告で運用を始めたいけれど、何から着手すれば良いのかわからない」「キーワード選定や画面の管理が難しそう」といった悩みがあれば、お気軽にご相談下さい。

ファーストネットジャパンでは、SNS投稿代行・記事作成・運用管理・# (ハッシュタグ) 選定・コンテンツ提案・運用中の分析レポートなど、SNS広告運用における多彩なWebサービスを提供しています。宣伝したい商品やサービスの特徴を捉え、ターゲティング・ブランディング・効果測定を綿密に行い、最適な改善策も提案・実行します。

インスタ広告の料金プランを解説！最適な選択をするためのポイントは？　まとめ

この記事ではインスタ広告の特徴と種類・費用相場・料金体系について解説しました。インスタ広告でWeb集客の費用対効果を最大化するための秘訣や、最適な選択をするためのポイントもご紹介しました。

他の広告媒体とは異なり、インスタ広告は動画・写真・画像による宣伝手法がメインであるため、視覚や聴覚で訴求できるのが大きな魅力です。

インスタ広告で高い費用対効果を得るには無理のない予算を組み、適切な目標を立ててターゲティングを行い、事前準備に時間と労力をかけることも大切です。Web集客施策をインスタ広告のみの単独で行うよりも、他の広告媒体と組み合わせることで、一定以上の成果が得られる可能性が高くなります。