SEO対策におけるキーワード選定方法を解説
企業が自社のWEBサイトに記事を更新する際、事前にキーワードの選定は行っていますか?記事を書く上でテーマやキーワードを決めることは、SEO対策にとっても重要です。
「記事を毎日更新しているけど、ぜんぜん訪問者数が増えない」
「記事をたくさん書いてもコンバージョンが増えない」
といった悩みを持つWEB担当者も多いことでしょう。
本記事では、検索順位を効果的に上げるキーワードの選定方法をご紹介します。キーワードの正しい選び方を取り入れることで、訪問者数やコンバージョンの増加が期待できます。是非できるだけ多くの施策を実践してみてください。
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CONTENTS
SEO対策(検索エンジン最適化)の重要性とは
SEO対策とは「検索エンジン最適化」のことを指します。主にGoogleの検索順位に自社のサイトページが上位表示されるための施策です。。
自社の社名や製品・サービスをGoogleなどの検索エンジンで調べたとき、最上位に表示される状態であることが望ましいでしょう。しかしSEO対策がうまくできていない他社のHPやサービスが自社サイトよりも上位に表示されてしまい、これではブランディングに成功しているとは言えません。
SEO対策において、近年重要性を増しているのが「コンテンツ記事の更新」です。自社のホームページを検索上位表示させるためには、正しいSEO対策の知識をもとにした良質な記事コンテンツの更新が必要不可欠となります。
記事を書く前にキーワードを決める3つの理由
次に、なぜ記事を書く前にキーワードを決めないといけないのか、理由を紹介します。
SEO対策のため
ユーザーが検索するキーワードに対して直接アプローチできる記事コンテンツは、SEO対策において最も重要な施策の1つです。そのため、キーワードやテーマを決めずに記事を書いたとしても、検索順位に成果が表れるのはなかなか難しいかもしれません。
検索エンジンはキーワードを基にしてコンテンツを評価し、ランキングを決定します。適切なキーワードを選ぶことで、記事が目的の検索クエリに対応し、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。このプロセスには、競合分析やキーワードの検索ボリューム調査が含まれ、最終的にはターゲットとする読者層が最も関心を持ちそうなテーマや語句を選定することが求められます。
キーワード・テーマは1つだけ
記事は、「1つのページ(記事)にキーワード・テーマは1つだけ」です。
例えば大阪の難波でおいしい焼肉店とお好み焼き屋の記事を書くとき、「大阪難波でおすすめの焼肉店&お好み焼き屋を紹介」という記事ではなく、「大阪難波にあるおすすめの焼肉店」と「大阪難波で一押しのお好み焼き屋」の2つに記事を分けて書くのが、SEO対策になります。
一つの記事において一つのキーワードやテーマに絞ることで、内容の深堀りが可能となり、読者にとっての価値が増します。キーワードが一つであることで、記事のフォーカスが明確になり、内容がブレることなく、専門的な情報提供が可能になります。また、SEOの観点からも、特定のキーワードに対するページの専門性と関連性が高まり、検索ランキングを向上させる効果が期待できます。
より多くのユーザーに検索されるため
キーワードを明確に決めることで、記事を読んでもらいやすくなります。記事のキーワード選定とは、ユーザーが検索エンジンに打ち込むであろうキーワードを想定したものとなります。そのため、選定したキーワードで検索順位の上位に表示されれば、より多くのユーザーに自分の書いた記事を読んでもらうことができます。
当該記事が自社製品やサービス紹介記事であれば、問い合わせや販売に直接繋がることもあるでしょう。また、サイト訪問者が増えれば、売上の貢献にもつながり、ネット事業の柱としてWEBマーケティングを発展させることもできるかもしれません。
また、ニッチなキーワードを選ぶことで、競争が少ない分野での視認性を高めることができ、特定のニーズを持つ大量の潜在的な読者にリーチするチャンスが増加します。結果として、より多くのトラフィックとエンゲージメントが期待できるのです。
【SEO対策の基本】検索キーワードの選定によるメリット
検索キーワードを選定することによって、企業やWEBサイトは具体的にどのようなメリット・利益があるのでしょうか。詳しく説明します。
Google検索ランキングで上位表示を狙える
まず、キーワード選定して記事を書くことによって、効率的にGoogle検索ランキングの順位を押し上げることができます。
日本の検索エンジン市場はGoogleとYahooが2強となり、両者で全体の約95%を占めています。また、YahooはGoogleの検索システムを使用しているため、GoogleのSEO対策をするだけで済みます。
ただし、検索ランキングは相対評価で決まることが分かっています。そのため、どんなに良質な記事を書いたとしても、ライバルとなるサイトがより高品質な記事を更新していれば、なかなか順位を上げることはできません。
そのため、記事を書く前にキーワードやテーマを決めることは非常に重要な要素となります。
自社サイトの評価が上がる
キーワードに沿った品質の高い記事を日々更新していくと、Googleからのサイト評価が徐々に上がります。
SEO対策の指標は200種以上あると言われているため、記事を更新するだけでSEO対策を成功することはできません。しかし、これまで書いた記事は、自社のWEBサイトの資産として積み重ねられるので、時を経てライバル会社を押しのけるサイト評価に達したとき、ネットによる事業は飛躍することが期待できます。
良質なコンテンツの更新による自社サイトの信頼性の向上
企業のコーポレートサイトやサービス・製品を販売する通販サイトでは、コンテンツの更新頻度や記事の信頼性が非常に重要視されます。1年前に書いた記事がいまだに新着情報欄に記載があれば、「この会社潰れちゃったのかな」と勘違いされてしまいます。また、記事の中身が具体性の伴わない個人ブログのようなものであったり、文章中に誤字脱字が散見されると、「書いた記事は誰もチェックしないのか」、「誤字脱字ばかりで紹介されたサービスなんて信頼できない」と思われてもしかたありません。
一方で良質なコンテンツを日々更新することができれば、自社サイトを訪れるユーザーから信頼を得ることができますし、それがサービスの利用や購入、会員登録やメルマガ登録といったWEBマーケティングにも繋がることは言うまでもありません。
初心者にもおすすめ!便利なキーワード抽出ツールを紹介
キーワードを抽出するツールは無料有料ともにたくさんありますので、幾つか実際に触ってみて使いやすいソフトを導入するといいでしょう。次に初心者にもおすすめできる使い勝手のいいキーワード抽出ツールをご紹介します。
Googleが提供する「キーワードプランナー」
Googleが無料で提供する「キーワードプランナー」は、本来は広告配信に役立てるツールですが、キーワード抽出ツールとしても使うことができます。単語を1つか2つ入れて検索にかけるだけで、指定したキーワードと関連性の高いキーワード一覧が表示され、月間平均検索ボリュームや難易度を調査できます。
ただし、広告費を支払っていない場合は、「10~100」などとアバウトな検索数しか調べることができません。そのため「多いか少ないか」の目安くらいに使うといいでしょう。
関連ワード・サジェストを分析「ラッコキーワード」
ラッコ株式会社がサービスを提供する「ラッコキーワード」は、関連ワードやサジェスト、共起語といった記事を構成する際に役立つワードを抽出できる無料ツールです。
無料会員登録をすれば1日50回まで各種ワードを調査できるほか、記事の見出しを抽出する機能も競合調査のときに役立ちます。ただし検索ボリュームを調べたい場合は月額会員に申し込む必要があります。
有料で人気のSEO分析・キーワード抽出ツール
一方で有料のSEO分析ツールでは、Ubersuggest・キーワードマップ・Semrush・ahrefsなどが有名どころとなります。Semrushとahrefsは、キーワードだけではなく、被リンクなどあらゆるデータの分析・競合調査に長けているため大手の企業も積極的に導入していますが、機能性に富んでいる分使いこなすのに時間がかかります。
キーワードツールは無料と有料どちらの活用がおすすめ?
キーワードツールは上記のように無料と有料ツールがともに多数出回っていますが、キーワードを抽出するだけであれば無料ツールでもまったく問題ありません。
例えばキーワードプランナーで検索数の多いキーワードを探し、ラッコキーワードでサジェストや共起語・周辺語を洗って記事を構成していく、のように複数のツールを使ってキーワード検索と記事構成に役立てることができます。
一方である程度自社サイトが成長して、キーワードも多数検索ランキングの上位に表示されてくると、「競合サイトがランクインしているキーワードを知りたい」、「競合サイトがまだ手を付けていないキーワードを探したい」のように次のステップへ向かうこととなります。
そこで初めて有料のSEO分析ツールの導入を検討するといいでしょう。
SEO対策における効果的なキーワードの選び方と方法
キーワードの選定にあたり、ツールを使うメリットは、自分では到底探しきれない数を瞬時に抽出できることにありますが、その一方で、「どのキーワードから手を付けていいか分からない」という問題もあります。
記事を書く順番は自分で決めなければなりませんし、優先順位はWEBサイトの現状によって異なりますので、一概にルールやフォーマットを作ることはできません。
そこで、まずは下記を目安にキーワードを選んでみてはいかがでしょうか。
「検索ボリューム」が多いキーワードは注意も必要
まず多くの人が実践しているのが「検索ボリューム(検索数)が多いキーワードから記事を書く」ことです。確かに検索ボリュームの大きい記事が検索上位に上がれば、それだけユーザー数も見込むことができます。
しかし、検索ボリュームが大きいキーワードは、競合サイトも対策を必ずするので、相対的に自社のサイトが競合サイトよりも評価が上回っている必要があります。
記事全体の文字数や見出しの数、共起語・周辺語のチェックなどもしなければならず、初心者がいくら記事を書いてもなかなか上位に表示されない日が続くことも覚悟しなければならないかもしれません。
3つの単語の「ロングテール」を選ぶときは需要を確かめる
一方で検索数は少なくとも、需要があるキーワードからは一定のコンバージョンを見込むことができます。3つから4つの単語を組み合わせて作るキーワードを「ロングテール」と呼びます。
例えば「道頓堀+お好み焼き店」と「日本橋駅+徒歩+お好み焼き店」では、前者の方が検索ボリュームは多いことでしょうが、後者でキーワード入力をした人は、すでにお腹がすいている状態で日本橋付近にいて、すぐにお好み焼きを食べたいという人である可能性があります。
このように、ロングテールは検索数が少ない反面、冷やかしのユーザーもそれほどいないため、キーワードを狙い撃ちすることによって、思わぬコンバージョンの増加に繋げることができるかもしれません。
ただし、ロングテールのキーワードを選定するときは、少しでも検索ボリュームがあることは確認した方がいいでしょう。まったく検索されていないようなキーワードの記事を書いてもユーザーの流入は見込めません。
流入キーワードを強化する
Googleが提供するGoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールに自社サイトのアカウントを紐づければ、ユーザーがどのようなキーワードからサイトに訪問してきたのか調べることもできます。
ユーザーの流入キーワードと現在のGoogle順位を調べてみて、もしランキングを上げられる余地があれば、新規記事を書いたり、既存記事の文字数を増やすといったリライトをして順位の底上げを試みてはいかがでしょうか。
Google検索ランキングで競合サイトを確認
自分が書きたいキーワードを決めたら、記事の構成を考える前に、試しにGoogle検索エンジンでキーワードを検索にかけてみてください。
SEO対策は一般的に検索結果の1ページ目に表示される1~10位にランクインすることを目的としますが、以下のようなケースでは、当該キーワードを諦めることも必要となるかもしれません。
・政府自治体公的機関のホームページが上位を占める
・数万ページのインデックスを誇る巨大なWEBサイトが競合
・Amazonや楽天といった大手ECサイトがランキングの上位を占める
上記の場合は競合が強すぎるため、避けるのが無難といえるかもしれません。もしどうしてキーワードを押さえたい場合は、単語を一つ追加してロングテールで狙ってみてはいかがでしょうか。
SEO記事を書くにあたってのポイント
キーワードを選んだあとは、記事の構成を考えたのち書き始めることになりますが、ここでも幾つかの注意点があります。
SEO対策のために作成する記事は闇雲に書いても効果は低く、Googleにしっかりと記事の内容を認識してもらうように作成するのがポイントとなります。
記事リストの作成と優先順位をつける
キーワードツールで抽出すると、数百のキーワードリストを作成することができますので、まずは記事を書く順番・優先順位を決めなければなりません。自社のスタッフが書く場合は記事の割り当てを行い、外部ライターに依頼する場合は予算をとり、編集スタッフを選任することになります。
WEBサイトに更新した記事は、定期的に順位や流入の有無を確認することになりますので、記事を管理することも重要なSEO施策と言えます。
記事の中身もしっかりと構成を考える
記事の作成にあたっては、キーワードの検索意図を読み取るのが大切です。ユーザーが検索する意図は何か、このキーワードを検索してどんな情報を得たいのかをイメージ・分析します。
検索順位に上位表示されている競合サイトの記事は、Googleが考えるユーザーの検索意図に合致した記事となるので、自身が作成する際も参考にすることができます。
タグやメタディスクリプションの設定も見直しする
WEBサイトに記事を書く場合は、正しいHTML文法を用いて記述しなければなりません。メタディスクリプションを設定していない記事も散見されますが、こちらは記事の要約文となるので、必ず文章で設定しておきましょう。
記事タイトルもパソコンとスマホで表示文字数が異なるので調べておくとともに、見出し小見出しのh2~h3タグの使い方も記事作成スタッフの間でルール化しておくことをおすすめします。
SEO対策はPDCAが重要。SEOコンサルタントに任せるのもおすすめ
今回詳しく紹介している記事コンテンツの作成を含め、SEO対策はPDCAを回すことが非常に大切となります。1か月20記事更新するならば、単純計算で1年で240個の記事を管理しなければならないことになります。
作成した記事は順位を追うだけではなく、随時リライトや削除をして順位を上げる対策を講じなければなりません。
仮にWEBに精通し、SEO対策も基本的なことは理解している社員が在籍していても、「リライトしても順位が上がらない」、「今回のアップデートで大きく順位を落としてしまった」といった問題にあたったとき、自社で答えを出すことはできない場合があります。
SEO対策に力を入れたいと考えている企業は、事業の一環としてネット集客が求められていることでしょう。そのため、SEO対策の結果がうまくいかなくとも立ち往生はできません。
自社でSEO対策に取り組むと高額な費用がかかる
SEO対策を自社で行うことを検討している企業も多いですが、実際に内製化を進めてみると、想像以上に費用がかかることが分かります。エンジニアの雇用はもちろん、SEO分析ツールの導入費用や記事の管理・編集するスタッフ、SEO分野に深い知識を持つ人材の雇用も必要です。
自社の社員の配置転換で済めばいいのですが、新たに人材採用するのであれば人件費も工面しなければなりませんし、仮にネット事業がとん挫してしまった場合、雇用した人材の仕事がなくなってしまう問題もあります。
SEO対策は長年の経験と高い専門知識が必要
SEO対策はプロのコンサルタントに依頼したとしても、必ずしも結果が保証されるわけではありません。SEOコンサルタントによっても対策手法は会社によって異なりますし、SEOの施策に対する考え方も違います。
そのため、SEO対策で結果を出すためには、SEOに関する知識だけではなく、長年の施策の経験と成功の実績をもとに、キーワード選定から記事の構成まで自信を持って決めることができる人材が必要です。
もし社内にそのような社員が在籍していないのであれば、SEOコンサルタントに相談をしてみるのもいいかもしれません。
SEO対策に強い会社「ホームぺージ制作大阪ドットコム」
大阪市中央区にある「ホームページ制作大阪ドットコム」は、WEBサイト制作とシステム開発、SEO対策の3つの事業を柱に関西全域にサービスを提供しているIT企業です。高度なシステム開発ができる技術者が在籍しているため、全国から問い合わせがあるのも特徴の1つです。
SEO対策においては、WEBサイトの内部設計から記事制作、競合調査まで一貫して請け負うことが可能で、効率的なPDCAサイクルを実施することによって、最短で効果が出るよう過去の成功例に裏付けられた施策を実施します。
最新のSEO対策済みのWEBサイト制作も可能
「ホームページはすでに持っているけど、デザインや仕様を大幅に変更したい」
「新規事業となるのでWEBサイト制作からお願いしたい」
このような場合もホームぺージ制作大阪ドットコムに強みがあります。
ホームぺージ制作大阪ドットコムは、自社でシステム開発ができる高い技術力があるため、最新のSEO対策を内部設計に織り込んだWEBサイト制作が可能となります。
WEBサイトの構築もSEO対策の1つとして重要となり、内部設計がよくないとGoogleのクローラーが効率よく回遊してくれず、せっかく書いた記事もなかなかインデックスされない事態に陥ります。
ホームぺージ制作大阪ドットコムでは、無料でSEO診断を実施しています。WEBサイトの現状を分析して修正や改善方法を提案致しますので、是非お問い合わせください。
まとめ:SEO対策はトライ&エラーの積み重ねが大切
今回はキーワードの選定のポイントを重点に、SEO対策全般について解説しました。これから初めてSEO対策を実施する人や、キーワードの選定に迷っている人は、ここで紹介した方法を参考に記事制作に臨んでみてください。
しかし、SEO対策は本来時間をかけて施策に臨むものとなりますので、常に順位をチェックするとともに、記事の書き方や構成方法なども随時見直して、トライ&エラーでより良い結果が出る方を採用していくようにするのが、効果的に検索順位を上げるコツとなります。