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インスタ広告のやり方は?初心者でもわかる出稿方法や種類などを徹底解説

  • WEBマーケティング

最終更新日:2024年12月13日

SNS

「これからインスタ広告を始めたいけど、やり方や出稿方法がわからない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

インスタ広告とはSNS (ソーシャルネットワーキングサービス) の一種であるインスタグラム (Instagram) 上に掲載されるWeb広告です。

インスタ広告は写真・動画メインの広告媒体であるため、ブランドや商品の魅力を視覚的にアピールできるのがインスタ広告の強みです。インスタ広告を有効活用することで、商品やブランドの認知度向上の効果が期待されます。

そこで、この記事ではインスタ広告のやり方と出稿方法について解説します。インスタ広告の特徴・種類・メリットなど、広告を出稿する前に理解しておくべき基礎知識も解説しているので、ぜひ最後までお読み下さい。

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CONTENTS

インスタ広告の特徴とメリット

メリット

インスタ広告とは?

インスタ広告 (Instagram広告) とは、SNSのインスタグラム上に静止画像や動画形式で掲載されるWeb広告です。インスタ広告を配信することで不特定多数のユーザー向けに、ブランドの認知度向上や商品購入に繋げることが可能となります。

インスタ広告を出稿する目的・目標・期待される効果とは

インスタ広告を出稿する主な目的・目標・期待される効果は、以下の通りです。

ブランディングによるマーケティング戦略で商品やブランドの認知度向上

インスタ広告を配信することで、ブランディングによるマーケティング戦略を実践できます。商品やブランドの認知度向上を目指して、価値を高める効果も期待できます。

アプリの販促・インストール数の増加

アプリのインストール数の増加や、アプリ内購入 (IAP = In-App Purchase) に繋げる効果も期待できます。アプリ内購入のことを英語で「In-App Purchase」と表記し、IAPはその頭文字を取った呼び方です。

モバイルアプリ内でさまざまな機能やデジタルコンテンツ、定期的に課金してサービスを利用するサブスクリプションを購入する仕組みのことをアプリ内購入と言います。具体的な事例として、インスタ広告を経由してGoogle playストアやApp storeの公式サイトにリンクすることで、アプリのインストール数を増やせる可能性が広がります。

インスタグラムのエンゲージメントを上げる効果

インスタ広告を配信することでエンゲージメントを上げる効果も期待できます。インスタグラム上で定期的に投稿して「いいね」を獲得し、フォロワーとのコミュニケーションを密に取り、フォロワーの情報からペルソナ設定を行うなど、ちょっとした工夫を加えることで好評価に繋がります。

インスタグラム上での投稿に対してのユーザーの反応の割合のことをエンゲージメント率と言います。エンゲージメント率が上がるとユーザーに閲覧されやすくなり、フォロワーが増える見込みも高くなります。

インスタ広告を出稿・配信するメリットとおすすめポイント

次にインスタ広告を出稿・配信するメリットとおすすめポイントについて解説します。

世界中に向けて不特定多数のユーザーにアピールできる

インスタグラムは世界中で約10億人、日本国内では約3,000万人ものユーザーがいます。インスタ広告はテキスト (文字・文章) メインの広告とは異なり、静止画像や動画による広告であるため、言葉の壁を越えて世界中に向けて不特定多数のユーザーにビジュアルでアピールできるのが大きなメリットです。

無理のない予算で広告運用の費用対効果が得られやすい【広告配信の最低金額は1日あたり1ドルから】

インスタ広告の最低出稿料金は1日あたり米ドルで1ドル、日本円に換算すると100円程度です。無理のない低額の予算で、広告運用の費用対効果が得られやすいのもメリットのひとつです。

高精度なターゲティング

インスタグラムの運営企業がMeta社 (旧:Facebook社) に買収されて子会社となりました。インスタグラムはFacebookと連携していることから、Facebookのユーザー情報を活用して高精度なターゲティングを行うことも可能です。

インスタ広告では地域 (国・都道府県・市区町村・郵便番号) ・年齢 (13歳から65歳以上まで1歳ごとの設定)・興味関心・ユーザー層 (学歴・家族・ライフスタイルなど) など、細かい条件に絞り込んでターゲティングができます。

宣伝・購入の場にもなる

インスタ広告を活用することによって、商品やサービスの販促活動がスムーズになり、商品の購入やサービス利用のチャンスが広がります。

インスタグラム独自のサービスとしてショッピング機能が搭載されており、投稿された商品の仕様や価格を把握できる仕組みが整っています。インスタグラムで気になる投稿内容があれば、商品を検索してインスタグラム上で商品を選んで購入することも可能です。

広告表示スペースが広い

インスタ広告は画像や動画を出稿するため、広告表示スペースが広いです。インスタ広告で推奨される画像サイズは正方形・横長・縦長・フルスクリーン縦長の4パターンです。

各サイズの最小・最大解像度・推奨されるインスタ広告の種類との関係は以下の通りです。

インスタ広告のサイズ
画像の横:縦の長さの比率 (アスペクト比)
正方形
(1:1)
横長
(1.91:1)
縦長
(4:5)
フルスクリーン縦長
(9:16)
最小解像度 (px) 600×500 600×315 600×750 600×1,067
最大解像度 (px) 1,936×1,936 1,936×1,936 1,936×1,936 1,936×1,936
推奨されるインスタ広告の種類 フィード
ショップ
カルーセル
フィード
ストーリーズ
発見タブ
フィード ストーリーズ
リール

若年層や女性ユーザーにアプローチしやすい

インスタグラムのユーザーは10代から20代のトレンドに敏感な若年層の人が多く、男性よりも女性の方が多い傾向にあります。若年層や女性にアプローチしやすいのもインスタ広告の大きなメリットと言えるでしょう。

インスタ広告の配信面とフォーマットの種類

インスタ広告のフォーマットは画像広告・動画広告・カルーセル広告・コレクション広告・ショッピング広告・アンケートスタンプ広告・ブランドコンテンツ広告などの種類があります。

さらに、インスタ広告を表示する位置 (配信面) によって、フィード広告・ストーリーズ広告・リール広告・発見タブ広告の4種類に区分されます。

ここではインスタ広告の配信面とフォーマットの種類について、それぞれの特徴を見ていきます。

ストーリーズ広告

ストーリーズ広告は縦長のフルスクリーン (全画面) で表示され、スライドショーのように画像が切り替わるのが大きな特徴です。期間限定の特売セールやキャンペーンにおすすめです。

リンクスタンプ機能を活用すれば指定したリンク先の埋め込みができます。商品タグを最大5個つけることもできます。

フィード広告

フィード広告はデータフィード広告とも言い、正方形・横長・縦長などさまざまな形状の静止画像や動画広告に対応できます。通常の投稿の間に表示されるためユーザーの視認性が高く、商品の認知度が上がりやすいです。フィード広告では# (ハッシュタグ) を最大30個まで使うことができます。

発見タブ広告

発見タブ広告とはインスタグラムの発見タブに掲載される広告です。ユーザーの興味・関心との関連性のある投稿が表示される仕組みです。発見タブ広告を配信することで、最新の情報を知りたがっているユーザーに訴求できます。

リール広告

インスタグラムのリール機能を活用した広告のことをリール広告と言い、リールに投稿する動画広告として配信される仕組みです。リール広告はフィードや発見タブへの配信も可能で、最長90秒のショート動画をアップロード・視聴することができます。

カルーセル広告

カルーセル広告では静止画像や動画をスライドショーのような効果をつけて、1広告につき最大10件まで表示できます。画像や動画にはそれぞれ別にリンク先を指定して、見出しやCTAボタンをつけることもできます。

ブランドストーリーを時系列で視覚的にわかりやすく紹介したり、宣伝する商品を販売するECサイトやLP (ランディングページ) に誘導するなど、さまざまな活用法があります。

コレクション広告

インスタグラムのコレクション広告は、メイン画像・サブ画像・CTAボタンの3種類で構成されています。コレクション広告で動画を出稿する場合、再生時間は15秒以内、ファイル形式はMP4・MOV・GIFです。

ショッピング広告 (商品タグ付き広告)

ショッピング広告では投稿に商品タグを設置できることから「商品タグ付き広告」と呼ばれることもあります。インスタグラムではストーリーズ・フィード・リールのそれぞれの投稿にショッピング広告を設定することができます。

投稿を閲覧しているうちにショッピング広告に掲載された商品に対してユーザーの興味関心を引き寄せて購買意欲を促すことができます。商品購入ページにユーザーを誘導して、商品購入までの流れがスムーズになります。

アンケートスタンプ広告

ストーリーズの広告内に二者択一方式のアンケートスタンプが表示されるタイプの広告のことをアンケートスタンプ広告と言います。ゲームやクイズのような感覚で楽しくアンケートに回答できるため、広告を閲覧することに抵抗やストレスを感じにくくなります。

ユーザーがアンケートに回答することで、商品やブランドに親近感や興味が湧いてきて、広告主とのコミュニケーションがスムーズになり、より良い信頼関係を構築できるようになります。

ブランドコンテンツ広告

インフルエンサーなどのクリエイターによる投稿を企業やブランドが自社の広告として配信するタイアップ型の広告のことをブランドコンテンツ広告と言います。発信力の強いクリエイターの投稿を企業やブランドの広告媒体として使えるため、第三者の視点でブランドや商品の価値を魅力的に伝え、より効果的にアピールすることができます。

ブランドコンテンツ広告にはタイアップ投稿ラベルが表示され、クリエイターと企業・ブランドが良好な関係を築いていることを多くのユーザーに知ってもらえるため、信用を得られやすく、ユーザーに安心感を与えます。

インスタ広告のやり方・出稿方法

ステップ

インスタ広告のやり方・出稿方法について、アカウント取得から広告を公開するまでの流れを詳しく解説します。

【Step1】Facebookアカウント取得・ビジネスマネージャーアカウント取得

インスタ広告を出稿する時点において、Facebookのアカウントを取得していない場合は、取得のための手続きが必須となります。

Facebookの公式サイトにアクセスして、「新しいアカウントを作成」を選択します。氏名・メールアドレスなどの必須項目を入力して「登録」をクリックするとアカウントの取得手続きが完了します。

次にMeta Business Suiteの公式サイトにアクセスして、「アカウントの作成」の文字をクリックして、必須項目を入力してビジネスマネージャーアカウントの作成手続きを行います。

【Step2】インスタアカウントとFacebookを連携する

次にインスタアカウントとFacebookのアカウントを連携します。

パソコンの画面上で連携させる場合

Facebookの公式サイトから「設定」をクリックして「リンクするアカウント」を選び、「見る」をクリックします。

「アカウントをリンク」の青いボタンをクリックすると、ログイン画面が表示され、連携するインスタグラムのアカウント情報を入力して完了します。

インスタグラムのスマホアプリを使う場合

インスタグラムのアプリを起動して、「プロフィール編集」を選び、「ビジネスの公開情報」から「ページ」を選びます。

「Facebookページをリンクまたは作成」の画面が表示されたら「次へ」を選び、「Facebookにログイン」の青いボタンを選択します。「リンクする」の青いボタンを選び、「リンクされました」の文字が表示されたら完了となります。

【Step3】広告クリエイティブの準備

アカウント取得と紐付けの手続きが完了したら、広告クリエイティブ作成の準備に入ります。広告を作成する前にファイルサイズ・文字数・動画の再生時間など、利用規定を必ずご確認下さい。

インスタ広告は写真や動画メインの広告媒体なので、ビジュアル的な美しさや質感の高さを重視します。ブランド特有の世界観を意識して、アピールポイントを明確にして広告を作成しましょう。

解像度が低すぎると見栄えが悪くなりますので、できるだけ1,936×1,936の最大解像度に設定して作成すると良いでしょう。

ただし、高画質だとファイル容量が大きくなるため、ファイルサイズの制限を超えないように適度に調整してみて下さい。

【Step4】キャンペーン作成

Facebookの公式サイトにログインして「広告マネージャ」を選び、キャンペーン作成のボタンをクリックすると、キャンペーンのページに移ります。左上の「作成」ボタンを選び、キャンペーン設定画面が開いたら「認知」「検討」「コンバージョン」の3つのカテゴリからそれぞれ適切な項目を選択します。

キャンペーン名・キャンペーン詳細の項目が表示され、画面の指示に従って設定作業を行い、新しいキャンペーンが作成されます。

【Step5】インスタ広告の入稿・出稿

広告クリエイティブとキャンペーン作成が完了したら、インスタ広告の入稿・出稿を行います。画像とテキストを用意して入稿した後は、プレビュー画面でどのように表示されているか確認します。

【Step6】料金支払い方法の設定

ビジネス設定画面のメニューから「支払い」を選び、クレジットカード・PayPal・デビットカードのうち、いずれかの支払い方法を選びます。

【Step7】インスタ広告を公開

ここまでの作業が順調に進んだところで、「確認して公開」をクリックして完了となります。インスタ広告の運用が本格的にスタートしたら定期的に分析・効果検証を行い、見直しや改善施策を実践します。

インスタ広告のやり方・出稿方法・運用に関する5つのFAQ

質問

インスタ広告にはどんな出し方がある?

インスタ広告の出し方は、次の4つの選択肢があります。

  • Facebook広告センター
    (Facebookのページ上に表示されているタブ・広告管理・編集・確認を行う)
  • Meta広告マネージャ
    (広告作成や管理を行う場所・広告マネージャアプリでキャンペーンの状況も確認できる)
  • Meta Business Suit
    (インスタグラム・Facebookなどのビジネスアクティビティを一括管理する場所)
  • インスタグラムのアプリ
    (インスタグラムのアプリを使って広告を出稿・スマホアプリを経由することでFacebookやMeta広告アカウントは不要)

インスタ広告のデメリットや注意ポイントは?

ユーザーが広告を閲覧しないケースもある

インスタ広告はユーザーの投稿の間に表示されていることも多く、スワイプすれば簡単に飛ばし読みができるため、広告を閲覧しないケースもあります。

クリック単価 (CPC) が高額になることがある

インスタグラムに表示された広告を閲覧しても、すべてのユーザーが商品やサービスに興味を持って購入するわけではありません。競合性の高い商品を宣伝する場合、クリック単価 (CPC) が高額になることがあります。

広告出稿前に必ず利用規定を確認すること

インスタ広告を出稿する際には、事前に利用規定を確認しておく必要があります。

  • ユーザーに誤解を招くような表現が含まれていないか
  • 成人向けのコンテンツ・違法な商品やサービス・詐欺などの不正行為に関連する広告は掲載禁止
  • ファイル形式・画像のサイズ・動画の再生時間など広告の入稿規定を厳守すること

インスタ広告とFacebook広告との違いは?

配信先の違い

インスタ広告とFacebook広告はそれぞれ配信先に違いがあります。

Facebook広告の配信先はFacebookフィード・Messenger (メッセンジャー)・Audience Network(オーディエンスネットワーク)・インスタグラムです。

一方、インスタ広告の配信先はインスタグラムのフィード・ストーリーズ・発見タブ・リールです。

ユーザー層の違い

インスタグラムとFacebookはそれぞれユーザー層にも大きな違いがあります。インスタグラムは10代・20代の若年層のユーザーが多く、Facebookは30代・40代のユーザーが多い傾向です。

それぞれユーザー層の違いがあり、この特徴を捉えた上で綿密にターゲティングを行い、最適な広告宣伝の手段を選びましょう。

インスタ広告のターゲティングの仕組みは?

インスタグラム独自のターゲティングの仕組みは次のような種類があります。

  • コアオーディエンス
    (個人の属性からコメントした投稿や「いいね」を選んだ投稿など、興味関心に基づいたターゲティング)
  • カスタムオーディエンス
    (顧客情報や自社サイトへの訪問履歴などユーザーに関するデータを活用して広告を配信する仕組み)
  • 類似オーディエンス
    (既存の顧客と似た傾向のあるユーザーをターゲティング)
  • エリアターゲティング
    (国・都道府県・市区町村・郵便番号など地域を細かく設定)

インスタ広告は表示されているのにクリック数が少ない! その対処法・解決策は?

インスタ広告が正常に表示されているのにクリック数が少ない場合は、以下の項目についてチェックしてみて下さい。

  • ユーザーの視認性が悪くなっていないか
  • 広告に情報量を詰め込みすぎてユーザーに伝わりにくいのではないか
  • ターゲティングが十分にできていないのではないか

ユーザーの視認性が悪い場合は、文字の大きさを変えて色のバランスを整えるなど工夫しましょう。情報量が多い場合は訴求ポイントを押えて簡潔に伝えましょう。インスタ広告ではさまざまなターゲティング方法がありますので、ターゲットを明確化して上手にご活用下さい。

インスタ広告のやり方は?初心者でもわかる出稿方法や種類などを徹底解説 まとめ

この記事ではインスタ広告のやり方・出稿方法について詳しく解説しました。広告出稿の際には初期設定を行い、画面の指示に従って手順を踏めばシンプルな操作で広告出稿・配信を行うことができます。

インスタ広告の作成や出稿、運用管理が難しい場合は、SNS広告運用代行専門の会社に依頼するのもおすすめです。

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