Yahoo広告の設定や運用方法などをわかりやすく解説【初心者向け】
YahooはGoogleに次ぐ国内2位の検索エンジンとなります。Yahoo広告を出稿することで、自社ブランドの構築はもちろん、高いネット集客効果を期待することができます。適切なマーケティングを用いることにより、費用対効果の高い集客に成功し、事業の発展への助力となることでしょう。
そこで、ここでは初めてYahoo広告を運用する初心者の方に向けて、Yahoo広告の設定方法や使い方を分かりやすく解説します。
CONTENTS
年々増加する企業のインターネット広告費
マーケティング資料を集める大手ポータルサイトによると、日本国内における広告市場は年々増加傾向にあり、2021年時点ではおよそ6兆8000億円※電通調べ
その内、下降傾向にあるのが新聞、雑誌、ラジオとなり、横ばいがテレビ。インターネット広告は2016年と比較すると2倍に上昇し、2019年でテレビ広告を追い越しています。
インターネット広告費は推定2兆7052億円とされ、上記広告カテゴリーの中で39.8%を占めるようになりました。
コロナ禍のネット広告及び今後の動向
日本の広告市場は、2011年以降毎年上昇推移していましたが、新型コロナウイルスによる経済の縮小が図られた2020年のみ、総広告費が減少(2014年次とほぼ同等)。ただし、翌2021年は、新型コロナが始まる前年の2019年までの値までグラフを戻していることから、景気の後退は一時的なものであったことが分かります。
2022年に入ると、コロナ禍における生活様式にも幾分の“慣れ”が見受けられ、収束にはまだ幾ばくの時間がかかるものの、世界を含めた経済再生の速度の速さには目を見張るものがあります。また、日本国内市場においては、新型コロナ以降、対面販売よりもネット集客に予算を注力する企業が目に見えて増加しています。そのため、オウンドメディアの設立やECサイト(通販サイト)の運営、SNSやGoogle、Yahooへの広告の出稿など、ITを駆使したマーケティング戦略が、より事業の発展と拡大に重要な要素となってくることが予想されます。
多様なネット広告形態~動画、SNS、検索連動型広告
日本国内の広告市場においては、上述したようにインターネット広告が存在感を増しており、年々広告の多様性も見られます。一昔前までは、インターネット広告といえば、検索エンジンで単語を打ち込んだあとの検索画面(SERP)に表示される検索連動型広告や、Google広告やYahoo広告が提携しているサイトへのディスプレイ広告、アフィリエイト広告がメインでした。しかし、昨今はTwitter、Facebook、InstagramといったSNS広告が台頭し、さらにはYouTubeやTiktokといった動画広告プログラムも浸透しました。
しかし、ネット広告の形態は多様性に富んでいるものの、従来のGoogleやYahooといった検索エンジンからの流入、いわゆる「リスティング広告」はいまだ価値が大きく、人々がテキストを読んで商品やサービスを選択する過程においては、何よりも重要なネット広告ということができます。
日本の検索エンジンはGoogleとYahooの2強
日本国内における検索エンジン市場を見てみると、Googleが75%で単独トップで、2位がYahooの18.85%。3位はbingで約5%となります。世界を見てみると、Googleに次ぐ2位は自国産の独自アルゴリズムによる検索エンジン(韓国のNaverやベトナムのCocCoc)が挙げられる国も少なくありませんが、日本の場合はYahooを使っており、同検索エンジンはGoogleと同じアルゴリズムを引き継いでいるため、検索結果に大きな違いはありません。
そこで疑問となるのが「では、GoogleとYahooの両方を広告をやる意味はあるのだろうか?」、「Google広告かYahoo広告か、どちらか1つを選べばいいのだろうか」というものです。
Google広告とYahoo広告の違い
GoogleとYahooは、共に日本人であれば勝手知ったる検索エンジンとなりますが、実はユーザー層や広告出稿時のターゲティングの設定、分析に対して大きな違いがあります。
Google広告をやるべきか、またはYahoo広告一本に絞るべきかは、事業の拡大方法やターゲットとなるペルソナ設定によって検討してみるといいでしょう。
ターゲティングやユーザー層が大きく違う
日本人の中高年世代にとっては、GoogleよりもYahooの方が馴染みがある、という方も多いことでしょう。「Yahooジャパンのニュースページに目を通すのが朝の日課」という人もいるかと思いますが、実際の両検索エンジンにおけるユーザー層のデータを見ても、それは顕著に表れています。
まず、Googleのユーザー層は20~40代が70%を占め、Yahooのユーザー層は40~60代が80%を占めます。(※参照「ネット検索で Google を使う人、Yahoo! を使う人の特徴を分析してみた」
また、同データによると、以下の具体的な相違点も挙げることができます。
・性別:Google(男性63%・女性36%)/ Yahoo(男性55%・女性44%)
・職業:Google(会社勤務・会社経営者が過半数)/ Yahoo(主婦層が多い)
情報収集先やサービスの利用先に関しても、両検索エンジンのユーザーでは明確な違いがあり、Googleユーザーは主にSNSから情報を収集しているのに対し、Yahooユーザーは、Yahoo関連/提携サイトから情報を得ている傾向にあることも分かっています。
パラメータ設定でGAにYahoo広告の成果を計測
Googleユーザーは、GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスといった優秀なサイト分析ツールを無料で使うことができます。Yahoo広告ユーザーとの差別化を図っている点でもありますが、実はパラメータ設定をすることにより、Yahoo広告の成果をGoogleアナリティクスで計測することも可能です。パラメータ設定をすることにより、どこのバナーや広告をクリックして、自社のサイトに訪問してきたかを分析することができるので、広告効果をある程度分析し、マーケティング戦略に活かすことができます。
ただし、パラメータ設定は多少複雑な文字列の記述が必要となるため、初心者やエンジニアの知識がない方は、Yahoo広告の管理画面内で広告成果を確認するといいでしょう。Yahoo広告のターゲティングはGoogleほど細分化されていませんので、管理画面もそれほど複雑ではありません。既にGoogle広告の出稿経験がある方にとっては、比較的簡単に慣れるUIとなっています。
Google広告とYahoo広告は両方やるべき
上記のように、GoogleとYahooではユーザー層に相違点が見受けられます。ネット広告を使った事業の多くは、幅広いユーザー層をターゲットにしているため、若年層から中高年、シニア世代と広い年代でネット集客を検討しているのであれば、Google広告とYahoo広告の二刀流でマーケティングを展開していくことも、非常に有益な手段の1つとなります。
Yahoo広告の魅力。どんな人が設定するべきか
Yahoo広告はGoogle広告やSNS広告といった他の媒体と比べると、初心者向けの広告となります。広告出稿までの設定方法や管理画面のUIも理解しやすいため、これから初めてネット広告で集客を試みる、といった個人・法人におすすめです。
初心者も安心。Yahoo広告のスタッフが無料で設定をしてくれる
Yahoo広告では「無料初期設定サービス」という誰もが受けられるサポートがあります。アカウントを開設したはいいものの、初心者の場合は、キャンペーンの管理画面を見ただけで、「次どうすればいいのだろうか」と立ち往生してしまうことがあります。Yahoo広告の無料初期設定サービスを利用すれば、Yahooのスタッフが自社に代わってリスティング広告に必要な設定をすべて代理してくれます。また、事前に広告予算を入金する必要はないため、出来上がったキャンペーン内容を再度確認したのち、本当にYahoo広告を開始するのかを社内でじっくりと検討することができます。
また、もしGoogleなど別のサービスでネット広告を出稿していて、「Yahoo広告も同じ設定で出稿したい」というのであれば、設定内容を記載したCSVファイルを担当者に送付するだけで、Yahooの専門スタッフが代理で同じ内容にて設定してくれます。過去に広告のキャンペーン作成を外注した場合は、自分では新規に作り直すことができないので、こちらは嬉しいサービスとなります。
Yahoo広告の設定の種類
Yahoo広告は「自分で予算を設定」、「ターゲティングにより、目的の読者に効果的に自社サイトへ誘導」、「どのようなユーザーが自社サイトに訪れたかを分析」することができます。
Yahoo広告を出稿するにあたっては、最初に2種類の広告から自社のマーケティング戦略に合ったパターンを選ぶことになります。
検索画面に表示される「検索広告」
YahooやGoogleの検索窓に単語を打ち込むと、検索結果ページの上部と下部には「広告」と表示されるブロックがあります。こちらが実際出稿できるYahoo広告の見た目となります。
出稿に関しては入札形式となり、自分が入札した予算が他社を上回っていた場合は、より上位に表示され、表示枠ぎりぎりを勝ち取った場合は、ページを下にスクロールした下部に表示されます。ただし、いずれも1ページ目に表示されるため、広告効果としては覿面です。まずは広告表示されることをゴールにキャンペーンを作成し、コンスタントに広告表示されるようになった後は、できるだけ広告予算を抑えるため、入札金額を調整して最適化を図りましょう。
サイトコンテンツ内に表示される「ディスプレイ広告」
ディスプレイ広告は主にYahooジャパンの関連サイト、もしくは提携しているWebサイトのページ内に挿し込まれます。Yahoo関連のサイトといえば、
知名度の高い「Yahooニュース」や「Yahoo天気」、「Yahooスポーツナビ」などが挙げられ、また提携サイトでは「LINE」、「朝日新聞」、「ダイヤモンド」、「食べログ」、「livedoor NEWS」などが挙げられます。
ディスプレイ広告はページ内に自然な形で挿入されていますが、その一方でクリックされないで読者の目線を素通りしてしまうこともあるため、クリック率やコンバーション率を高めたいならば、テキストによる検索広告の方が分があるかもしれません。ただし、文章では表現できない商材や、幅広いターゲット層に訴求したい場合は、ディスプレイ広告が有効となります。
Yahoo広告の提携先
Yahoo広告の掲載場所は上述したように、まずはYahooジャパンのページとなります。そして、提携先は20以上の大手Webサイトが挙げられ、いずれも広告が表示されたら、多くの読者の目につくはずです。
また、検索広告はYahoo関連ページ以外にも、「excite」や「Bing」、「Vector」といった大手Webサイトにてテキスト表示されます。
>>Yahoo広告の提携先一覧はこちら※ヤフーマーケティングソリューションページへ
Yahoo広告の設定・掲載までの流れ
Yahoo広告に出稿するためには、まずはアカウントの作成が必要となります。
1.Yahoo広告の申込みページにてアカウントを申請
注意点としては、アカウント申請に登録するメールアドレスは、Gmailのようなフリーメールサービスは利用できません。
2.Yahooからアカウント開設のメールが届く
早ければ当日中に届きます。
3.キャンペーン管理画面を開き、キャンペーン(広告条件)を作成する
4.広告の出稿審査にかける
5.審査に合格したら表示
上記が全体の大まかな流れとなります。
Yahoo広告の設定と流れ
Yahoo広告のキャンペーンの設定方法は下記の流れとなります。
1.キャンペーン名を入力
2.広告の表示期間の予定を入力※後から変更できます
3.Yahoo広告で使う1日当たりの予算上限を入力
4.入札方式を選択。手動か自動かを選ぶことができ、また、自動入札は用途に応じて6種から選択可能。
5.広告表示されるユーザーの地域と曜日・時間の設定をする
「設定しない」のままであれば、全国で毎日広告配信されます。逆に除外したい地域を設定することも可能です。
また、「入札価格調整率」は、ターゲティングによって入札価格を変更できる機能となります。例えば東京の読者には通常の入札価格の1.5倍に設定したり、女性をより重視したいのであれば、女性ユーザーの入札価格を上げることができます。
機能的にはそれほど複雑ではありませんが、初めての出稿で設定する必要もありませんので、最初のうちは触れないで先に進んだ方がいいかもしれません。
Yahoo広告の設定後は入金と審査が必要
Yahoo広告のキャンペーンを作成したあとは、審査に合格すれば自動的に広告が表示されるようになります。また、Yahoo広告はプリペイド式となっており、銀行振込かクレジットカードでアカウントに入金し、広告表示で消化された金額はアカウントから引かれる形となります。
そのため、Yahoo広告を利用したあとに、高額なクレジットカードの請求が来るといった心配はありません。
具体的なYahoo広告の設定方法
Yahoo広告の設定は、大きく分けて「キャンペーン設定」、「グループ設定」、「キーワード設定」となります。イメージとしては、ターゲティングごとに作成した複数のキャンペーンとグループを繫ぎ、設定したキーワードを元にターゲットユーザーに広告が表示される仕組みです。
キャンペーンという大きな箱の中に、グループ箱とキーワード箱が含まれている、と考えてみるといいかもしれません。
Yahoo広告のキーワード設定の方法
広告が表示されるキーワード設定は100個まで可能となります。ただし、あまり数が多いと審査に時間がかかってしまいますので注意が必要です。また、ネット広告が初めての方は、どんなキーワードを入力していいか分かりません。そんなときは、キーワード作成画面右下にある「キーワードアドバイスツール」をクリックしてください。
キーワードアドバイスツール画面では、誘導したい自社サイトのURLを入力するだけで、Yahooのシステムが想定するキーワードをリスト化してくれます。
Yahoo広告の広告グループの設定方法
例えば同じ自社サイトへ誘導したいけれど、商品やサービスによって広告の中身を変えたい場合などは、グループを商品ごとに作成し、キャンペーンと結びつけることができます。
広告グループの作成画面では、キャンペーンと同様に入札価格調整率を操作することができます。もし操作しなければ、キャンペーンの入札率に準拠します。その他、広告が表示されたくないキーワード(対象外キーワード)の設定もこの画面から可能です。
Yahoo広告の入札方式の詳しい設定方法
Yahoo広告では、手動と自動の2種類の入札方式があります。いずれも一長一短のメリットとデメリットがありますが、年々自動入札システムも優秀になっており、設定した予算内でしっかりとターゲットに目的の広告を表示してくれます。
もし手動での入札設定に自信がない場合は、自動入札がおすすめです。
Yahoo広告の「自動」入札設定に関して
Yahoo広告の自動入札設定は下記の中から選ぶことができます。
・クリック数の最大化
・コンバージョン単価の目標値
・広告費用対効果の目標値
・コンバージョン数の最大化
・コンバージョン価値の最大化
・ページ最上部掲載
いずれも予算内で最大限のパフォーマンスを維持する、という点においては共通していますが、大きく分けると、「クリック数を優先させるか」、「表示回数(認知度)を優先させるか」、「コンバージョン率を優先させるか」となります。
Yahoo広告の「手動」入札設定のメリット
一方でYahoo広告の入札設定を手動にするメリットは、「予算を効率よく使うことができる」ことです。自動の場合は、クリック数やコンバーションを高めるために予算一杯に使ってしまいますので、毎月限られた予算を「使いたいタイミングで使いたい広告に出費したい」という際は、手動入札がおすすめとなります。
手動入札に慣れない場合は、自動入札の方が高い成果が出ることが多いので、無理して手動入札に切り替える必要もありません。
Yahoo広告の予算設定の考え方と戦略
Yahoo広告を設定する上で、社内でしっかりと吟味しておかなければならないのが、「広告にかける予算」です。基本的にYahoo広告にかける予算は、コンバージョンの成約率を元に算出するべきであり、イメージや感覚で決めるのは避けてください。
また、Yahoo広告を出してすぐに効果が出たからといって、翌月から即予算を2倍、3倍に増やすのは非常にリスクが高いです。ネット広告のコンバージョン率はデータの積み重ねとなりますので、半年から1年単位で様子を見ながら予算を調節させるといいでしょう。
Yahoo広告の予算は販売する商材によって変える
例えば、Yahoo広告で狙う自社の商材が金融商材のような高単価の場合、下記の計算式で予算を組み立てることができます。
顧客単価-コスト(原価)-限界利益=獲得単価
あるいは、コンバージョンを資料請求のや問い合わせ率に設定した場合は、以下の計算式となります。
推定売上×粗利率×成約率(広告経由)=獲得単価
また、広告キャンペーンあるいは広告グループの予算を決めたい場合は、「獲得予算×目標コンバージョン件数」で表すことができます。
Yahoo広告に慣れてきたら、Google広告やFacebookといった別のネット広告でもコンバージョン率を比較してみると、どの広告媒体に予算を注力すればいいのか把握しやすくなります。ただ、こちらも上述したように、数か月程度の期間だと正確なデータは蓄積されませんので、管理画面に表示される入札単価や推定コンバージョン率がずれる可能性があります。
Yahoo広告で結果が出ないときに考える設定の変更方法
毎月決まった予算をYahoo広告に注力をしていて、十分な結果が出ないときは、入札方式や単価、ターゲティングの変更を検討しなければなりません。しかし、ネットマーケティングに詳しくない初心者の方は、手動ですべてをコントロールすることはできませんし、ネットで調べようにも、扱う商材や客単価、利益率などは会社によって異なります。Yahoo広告に限らず、ネット集客の手法は非常にケースバイケースとなるので、場合によってはデジタルマーケティング業者に依頼するのも1つの手段として残されています。
入札単価を見直す
入札単価はキャンペーン管理画面から確認することが可能です。グラフではクリック数やインプレッション数、コンバージョン数、平均CPCなどを最大3つまで選んでグラフで表示させることができるので、日別でYahoo広告の成果を計測することができます。
仮に毎月一定のコンバージョン件数を獲得できたとしても、1件当たりのコンバージョン単価(CPA)が高ければ、大きな成果を望むことはできません。
CPAを抑えるポイントとしては、以下が挙げられます。
・広告で使うテキストや写真を見直す
・入札単価を低くする
・コンバージョン率が高いユーザー層にターゲットを絞る
また、Yahoo広告における目標設定を再度見直し、それに伴い予算を最小限に抑えることで、撤退する確率を下げることができます。
コンバージョン率を上げるためにターゲティング戦略を見直す
Yahoo広告を通じて物やサービスを販売したい場合は、キャンペーン設定の「地域」でユーザーを絞ってみるのも1つの方法です。
例えば、東京都で英語教室を展開しており、現状一都三県で広告を表示させているならば、東京だけに設定し、さらに23区26市に絞ることも検討できます。
また、地域設定項目下部の「検索キーワードに含まれる地域、ユーザーが関心を示している地域」にチェックを入れることによって、配信地域のユーザーだけではなく、過去に配信地域に関する語句(地域名に限らず)を検索したユーザーにも広告が表示されるようになります。
ターゲティング戦略は、「誰に広告を配信するのが効率がいいか」となりますので、期間を区切ってターゲットユーザー層を変えてみるのも有効です。
自動入札の「ページ最上部掲載」に設定をする
自動入札のうち、「コンバージョン数の最大化」は予算内におけるコンバーション数の最大化を目指し、「コンバージョン価値の最大化」は、予算内におけるコンバーションによる売上の最大化を目指します。いずれも設定を変えることによって、これまでの入札金額やコンバージョン率が大きく変わる可能性があるため、試しに設定してみるのもいいかもしれません。もちろん必ずしも良い結果がでるとは限りませんので、予算の設定には気を付けてください。
また、「ページ最上部掲載」に設定すると、予算内でページ最上部に広告が表示されるように入札単価が自動調整されます。最上部への掲載が保証されるわけではありませんが、確率的には高くページ最上部に広告が表示されることになります。クリック率は飛躍するため、コンバージョン率と件数を見極めるのに役立ちます。
クリック率は上がったが、コンバーションに繋がらない、という場合は、自社サイトのUIや誘導する最終URLを見直すといいでしょう。また、広告テキストのPR文と販売する商材にイメージギャップがある場合も、コンバージョン率は上がりません。
Yahoo広告の設定は一定期間かけて調整するのが成功の秘訣
企業であれば、Yahoo広告の出稿は会社をあげたマーケティング戦略の1つとなります。Yahoo広告に出稿する前に、毎月、毎年の目標設定だけではなく撤退のリスクも検討していることでしょう。ただし、Yahoo広告は、Yahooユーザーという巨大なマーケットに効率よく飛び込むことができるデジタルマーケティングです。即効性を望むのではなく、少しずつ時間をかけた戦略が功を奏するものですので、まずは目安として1年間続ける予算と計画を立ててみてはいかがでしょうか。