ホームページ制作会社の乗り換え・引き継ぎ手順|放置サイトのリスクと解決策【2026年版】
- 保守管理・運用
最終更新日:2026年07月14日

「制作会社と連絡が取れない」「更新できず放置している」「保守費用が高い」——そんな状態でも、ホームページの保守は他社へ乗り換えられます。鍵になるのは、ドメインやサーバー、データを正しく引き継げるかどうかです。
この記事では、乗り換えを検討すべきサインから、放置し続けるリスク、引き継ぎに必要なもののチェックリスト、制作会社と連絡が取れない場合の対処、失敗しない乗り換え手順までを、実務の視点で解説します。費用相場の詳細は関連記事にまとめていますので、本記事は「乗り換えの判断と進め方」に絞ってお伝えします。
ホームページの保守・管理にお困りではありませんか?
ファーストネットジャパンでは、1998年の創業以来、4,000件を超える実績で培った知見をもとに、ホームページの更新・保守・セキュリティ対応から、他社で制作されたサイトの引き継ぎ・乗り換えまで総合的にサポートします。
連絡が取れない、放置してしまっているサイトのご相談も承ります。まずはお気軽にお問い合わせください。


CONTENTS
ホームページの保守は他社に乗り換えられる|まず確認すべきこと
結論から言えば、ホームページの保守・管理は別の会社に乗り換え可能です。実際、制作会社の対応やコストに不満を感じて乗り換えるケースは珍しくありません。ただし、スムーズに移せるかどうかは「引き継ぎ」で決まります。
乗り換えは可能。ただし「引き継ぎ」で決まる
ホームページは、ドメイン・サーバー・CMS(WordPressなど)・ソースコードといった複数の要素で成り立っています。これらの管理権限やデータを引き継げれば、現在のサイトをそのまま移して運用を続けられます。逆に、権限やデータを取り戻せない場合は、部分的な作り直しが必要になることもあります。
まず確認する3点
乗り換えを考え始めたら、次の3点をまず確認してください。
| 契約状況 | 保守契約の期間・解約条件・違約金の有無。リース契約になっていないか |
| 権限の所在 | ドメイン・サーバー・CMSの管理権限を自社が持っているか、制作会社名義になっていないか |
| データの所在 | サイトのソースコード・画像・原稿データを自社で保有しているか |
この3点が押さえられていれば、乗り換えの大部分は問題なく進みます。判断に迷う場合は、現状の確認だけでもご相談いただけます。
こんな状態なら乗り換えを検討すべき|5つのサイン
以下のいずれかに当てはまるなら、保守の乗り換えを検討するタイミングです。
1. 連絡が取れない・レスポンスが遅い
修正を依頼しても返信が来ない、担当者が変わって話が通じない、といった状態は、緊急時(改ざん・表示停止など)に致命的です。トラブル発生時にすぐ動いてもらえない保守は、契約している意味が薄くなります。
2. 更新のたびに費用がかかる・自社で更新できない
ちょっとした文言修正でも都度費用が発生する、あるいは自社で更新できる仕組みがなく、結果的にサイトを放置してしまっている——これも乗り換えの動機として非常に多いパターンです。
3. 保守内容が不透明・費用が割高
毎月支払っているのに、何をしてもらっているのか分からない。同等のサポート内容と比べて割高——こうした不透明さは、契約を見直す十分な理由になります。
4. 制作会社が廃業・事業縮小した
依頼していた制作会社が廃業したり、Web事業から撤退したりすると、サイトが宙に浮いた状態になります。放置するほどリスクが高まるため、早めの引き継ぎ先確保が必要です。
5. セキュリティやSSLが放置されている
CMSやプラグインが長期間更新されていない、SSL証明書の期限が切れている、といった状態は、後述するリスクに直結します。保守が実質的に機能していないサインです。
ホームページを放置し続けるリスク
「連絡が取れないまま、なんとなく放置している」——この状態が最も危険です。ホームページは公開して終わりではなく、放置すると次のようなリスクが蓄積していきます。当社がこれまで引き継いだサイトでも、放置が原因のトラブルは多く見てきました。
改ざん・不正アクセス(脆弱性の放置)
WordPressなどのCMSは、本体やプラグインの更新を怠ると脆弱性が放置され、改ざんや不正アクセスの標的になります。実際、更新が止まったサイトが乗っ取られ、身に覚えのないページを埋め込まれたり、フィッシングの踏み台にされたりする被害は後を絶ちません。企業サイトが改ざんされれば、取引先や顧客からの信頼を大きく損ないます。
SSL証明書の期限切れ・警告表示
SSL証明書の更新が放置されると、ブラウザに「このサイトは安全ではありません」という警告が表示されます。訪問者は不安を感じてすぐ離脱し、問い合わせや売上の機会を失います。証明書の期限管理は、保守の基本中の基本です。
表示崩れ・リンク切れ
ブラウザやスマートフォンは常に更新されており、放置されたサイトはある日突然レイアウトが崩れることがあります。リンク切れや画像の非表示も、ユーザーの離脱と検索評価の低下を招きます。
検索順位の下落・機会損失
更新が止まったサイトは、検索エンジンから「情報が古い・価値が低い」と判断されやすくなり、検索順位が下がる傾向があります。順位が下がれば新規顧客の流入も減り、放置期間が長いほど回復に時間がかかります。放置は「何もしていない」のではなく、じわじわと資産を毀損している状態だと考えてください。
乗り換え前に引き継ぐべきものチェックリスト
乗り換えをスムーズに進める最大のポイントは、必要な情報とデータを漏れなく引き継ぐことです。以下は、現在の制作会社から回収しておくべき項目のチェックリストです。
| ドメイン管理権限 | ドメイン登録サービスのログイン情報、または管理者移管に必要な認証コード。名義が自社になっているか確認 |
| サーバーアカウント | レンタルサーバーの契約情報・ログイン情報。制作会社の相乗りサーバーの場合は移設先の検討が必要 |
| CMSログイン情報 | WordPress等の管理画面のIDとパスワード、管理者権限 |
| FTP・SSH情報 | サーバーへのファイルアップロードに必要な接続情報 |
| ソースコード・データ | サイトを構成するファイル一式、データベース、画像・原稿などの元データ |
| 著作権・素材の権利 | デザインや写真素材の利用範囲・使用期限。移設後も使い続けられるかの確認 |
特に「ドメイン管理権限」と「サーバーアカウント」が制作会社名義のままになっているケースは要注意です。ここを取り戻せないと、乗り換え自体が難航します。何を回収すべきか分からない場合は、現状のサイトを確認したうえで必要な項目を整理しますので、まずはご相談ください。
制作会社と連絡が取れない場合の対処法
最も対応に困るのが、制作会社と連絡が取れないケースです。ここでは、現実的な対処の順序を示します。
まず書面で連絡を試みる
電話やメールで反応がない場合でも、まずは書面(メール含む)で「契約解除の意思」と「引き継ぎに必要な情報の提供依頼」を明確に伝えます。後々のトラブルを避けるため、やり取りは記録に残る形で行うのが安全です。
権限がわからないときの調べ方
連絡が取れないまま権限の所在が不明な場合でも、調べる手がかりはあります。ドメインの登録情報はWhois検索である程度たどれますし、DNSの設定からどのサーバーで運用されているかを推測できることもあります。サーバー会社が判明すれば、契約者本人であることを証明して情報を照会できる場合があります。この調査は専門的なため、乗り換え先に依頼するのが現実的です。
最終手段:作り直し前提での乗り換え
どうしても権限やデータを取り戻せない場合は、現在のドメインを活かしつつ、サイトを新しく作り直して乗り換える方法もあります。放置し続けるより、この段階で判断したほうが被害の拡大を防げます。当社では、こうした「宙に浮いたサイト」の引き継ぎ・作り直しの相談も数多く対応しています。
ホームページの保守・管理にお困りではありませんか?
ファーストネットジャパンでは、1998年の創業以来、4,000件を超える実績で培った知見をもとに、ホームページの更新・保守・セキュリティ対応から、他社で制作されたサイトの引き継ぎ・乗り換えまで総合的にサポートします。
連絡が取れない、放置してしまっているサイトのご相談も承ります。まずはお気軽にお問い合わせください。


ホームページ保守の乗り換え手順【STEP1〜5】
実際の乗り換えは、次の5ステップで進めます。
STEP1:現状把握
現在のドメイン・サーバー・CMSの構成、契約状況、権限の所在を確認します。ここで乗り換えのハードルが見えます。
STEP2:引き継ぎ資料の回収
前章のチェックリストに沿って、現在の制作会社から必要な情報とデータを回収します。契約解除の意思も同時に伝えます。
STEP3:乗り換え先へ相談・見積
回収した情報をもとに、乗り換え先に現状を共有し、移設方法と保守内容、費用の見積を確認します。この段階では、まだ完全に情報が揃っていなくても構いません。
STEP4:移管・移行
ドメインの移管、サーバーの移設、サイトデータの移行を行います。移行中にサイトが止まらないよう、切り替えのタイミングを調整するのが重要です。WordPressのサーバー移行手順は関連記事でも解説しています。
STEP5:保守運用の開始
移行完了後、新しい保守体制での運用を開始します。CMS・プラグインの更新、バックアップ、SSL管理、定期的な表示チェックなど、放置されていた項目を整えます。
乗り換えで失敗しないための注意点
乗り換えでつまずきやすいポイントを、あらかじめ押さえておきましょう。
契約期間・違約金を先に確認する。解約のタイミングによっては違約金が発生することがあります。特にリース契約は解除条件が厳しい場合があるため、契約書を必ず確認してください。
移行中のサイト停止を避ける。ドメインやサーバーの切り替えは、手順を誤るとサイトが一時的に表示されなくなります。切り替え計画を立てたうえで実施することが大切です。
メールも一緒に確認する。独自ドメインのメールを使っている場合、サーバー移設でメールが使えなくなることがあります。Webサイトだけでなくメールの移行もセットで検討してください。
「連絡してから」ではなく「相談してから」動く。先に現在の制作会社へ解約を通告してしまうと、引き継ぎ情報を渡してもらえず宙に浮くことがあります。乗り換え先に相談し、段取りを決めてから動くほうが安全です。
保守契約を見直すときのチェックポイント
乗り換えを機に、保守契約の中身も見直しておきましょう。確認すべきは次の点です。
| 作業範囲 | 更新代行・セキュリティ対応・バックアップ・障害対応のどこまでが含まれるか |
| 更新の対応速度 | 修正依頼から対応までの目安時間。緊急時の連絡体制があるか |
| 費用の内訳 | 月額に何が含まれ、追加費用が発生するのはどんな場合か |
| 自社更新の可否 | 簡単な更新は自社でできる仕組みがあるか |
| 解約条件 | 次に見直すとき、スムーズに解約・引き継ぎできるか |
保守の維持費や相場の考え方は、関連記事で詳しくまとめています。あわせてご確認ください。
ファーストネットジャパンの保守・管理サービス
ファーストネットジャパンは、1998年創業・大阪市中央区拠点のWeb制作会社です。4,000件超の制作実績をもとに、ホームページの制作からセキュリティ対応・更新・保守運用まで一貫してサポートします。
他社で制作・運用されていたサイトの引き継ぎにも対応しており、「制作会社と連絡が取れない」「更新できず放置している」といった状態のサイトも、現状調査から移設、その後の保守運用までまとめてお任せいただけます。ドメインやサーバーの権限が不明なケースの調査もご相談可能です。
「まだ乗り換えを決めたわけではない」「何から手をつければいいか分からない」——その段階でも構いません。まずは現状診断からお気軽にご相談ください。
| 会社名 | 株式会社ファーストネットジャパン |
| 所在地 | 大阪市中央区南久宝寺町1-7-10 シャンクレール南久宝寺201 |
| 設立 | 2004年12月(1998年8月創業) |
| URL | https://gelatocms.com/ |
【関連記事】
ホームページの保守・管理サービス
ホームページ管理とは?作業内容と外注の判断基準
ホームページの維持費・相場
ホームページ更新代行・修正代行
WordPressのサーバー移行手順
よくある質問
Q. ホームページの保守は本当に他社へ乗り換えられますか?
可能です。ドメイン・サーバー・CMS・ソースコードなどの管理権限とデータを引き継げれば、現在のサイトをそのまま移して運用を続けられます。権限やデータの一部が取り戻せない場合でも、作り直しを含めた方法で乗り換えできます。
Q. 制作会社と連絡が取れません。どうすればいいですか?
まずは書面で契約解除と情報提供を依頼します。それでも進まない場合は、Whoisやサーバー会社への照会で権限の所在を調査し、必要に応じて現ドメインを活かした作り直しで乗り換えます。調査は専門的なため、乗り換え先に依頼するのが現実的です。
Q. サイトを何年も放置しています。今からでも間に合いますか?
間に合います。ただし放置期間が長いほど、改ざんやSSL期限切れ、検索順位の下落などのリスクが蓄積します。早めに現状を確認し、必要な更新と保守体制の立て直しを行うことをおすすめします。
Q. 乗り換えでサイトが表示されなくなる心配はありませんか?
ドメインやサーバーの切り替えは、手順を誤ると一時的に表示が止まることがあります。当社では切り替えのタイミングを調整し、サイトを止めずに移行できるよう計画したうえで作業します。
Q. 引き継ぎには何を用意すればいいですか?
ドメイン管理権限、サーバーアカウント、CMSのログイン情報、FTP・SSH情報、ソースコードとデータ、素材の権利情報が必要です。何が揃っているか分からない場合も、現状を確認したうえで必要な項目を整理します。
Q. まだ乗り換えを決めていませんが相談できますか?
もちろん可能です。現状のサイトを診断し、乗り換えのハードルや必要な作業、費用感をお伝えします。判断材料を揃える段階からお気軽にご相談ください。
まとめ
ホームページの保守は他社へ乗り換え可能です。成否を分けるのは、ドメイン・サーバー・データを正しく引き継げるかどうか。連絡が取れない、放置しているといった状態でも、現状を調査すれば打つ手はあります。放置期間が長いほどリスクは蓄積するため、早めの判断が肝心です。
乗り換えを進める際は、契約期間や違約金の確認、移行中のサイト停止の回避、そして「解約通告より先に乗り換え先へ相談する」ことを意識してください。ファーストネットジャパンは、他社で運用されていたサイトの引き継ぎから保守運用まで一貫して対応します。まずは現状診断から、お気軽にご相談ください。
すでに乗り換えをお考えの方は、お見積もり・お問い合わせフォームからもご相談いただけます。
ホームページの保守・管理にお困りではありませんか?
ファーストネットジャパンでは、1998年の創業以来、4,000件を超える実績で培った知見をもとに、ホームページの更新・保守・セキュリティ対応から、他社で制作されたサイトの引き継ぎ・乗り換えまで総合的にサポートします。
連絡が取れない、放置してしまっているサイトのご相談も承ります。まずはお気軽にお問い合わせください。






